赤いバラのおしべとめしべ

小さいものをクローズアップし、見た目よりも大きく写すマクロ撮影。

マクロレンズを使ったマクロ撮影ではフツーの写真撮影よりも被写体に近づくため、ピント調整や手ブレなどがとてもシビアになります。せっかくマクロレンズを買ったのに上手く撮影できずに苦戦している人向けに、今回は初心者でも簡単にできて楽しめるマクロ撮影のテクニックと設定方法についてご紹介します。

難しいことは何もなく、上手くコツを掴めば手持ちでも撮影できるようになるので、ぜひ学んでいってください。

マクロ撮影に必要な機材

まずはじめに、マクロ撮影をするうえで欠かせない物や揃えておくと便利な物を順番にご紹介していきます。

マクロレンズ

マクロレンズは必須です。普通のレンズでは被写体に近すぎるとピントが合わずシャッターも切れません

純正メーカー以外ではタムロンなどがサードパーティのマクロレンズを扱っているのが有名です。焦点距離は100mm程度が多く、僕が普段使っているのも『【レビュー】キヤノンでおすすめの100mmマクロレンズの活用例と特徴』で取り上げているキヤノンの100mmマクロレンズです。

どんな焦点距離でも大丈夫なので、自分が使いたいレンズを1本用意しましょう。

三脚

被写体との距離が近いマクロ撮影では、いつもの撮影よりも想像以上に手ブレが発生しやすくなります

シャッタースピードを上げられないような環境ではなおさら難易度が高くなってしまうので、慣れないうちは三脚を使用して撮影するのが良いでしょう。

レリーズ

せっかく三脚を使用しても、シャッターボタンを指で押してしまえば振動でブレてしまうことがあります。

極力ブレを極力抑えるためにはレリーズを使ったほうが安全です。

マクロスライダー

マクロ撮影ではピントや構図を変化させるための微調整が多くなります。マクロスライダーは簡単に言えば「微動装置」。

カメラを三脚に固定したまま前後左右に少しずつ動かすことができるので、ピントや構図を変えたい時にあると便利です。

マクロリングライト

マクロ撮影などの接写撮影用のストロボです。

複雑で小さな被写体でも影が付きにくいので、マクロリングライトを使った写真は全体が柔らかい雰囲気に仕上がります。

慣れてきていつもと違ったマクロ撮影がしたくなったら購入検討してみるのが良いでしょう。

マクロ撮影の基本設定

撮影に必要なものが揃ったら、次はカメラとレンズの設定を覚えましょう。

マクロ撮影の基本設定は以下のとおり。

・絞り優先モードで被写界深度コントロール

・ピントはMF(マニュアルフォーカス)調整

・シャッタースピード=1/焦点距離が目安

被写体との距離が近づくほど、ピントが合う範囲は狭くなります。ピント部分を強調する場合は開放(F2.8~4)し、全体的に焦点を合わせるなら絞る(F8~16)ようにしましょう。ピント調整は基本的にMF(マニュアルフォーカス)。被写体との距離が近いため、AF(オートフォーカス)ではどこにピントを合わせるのかカメラが迷ってしまいます。

 

シャッタースピードは1/焦点距離になるようにISO感度を調整しましょう。それでもブレてしまう場合はさらにISO感度で調整してください。

応用テクニックと作例

マクロ撮影でもピント位置や被写界深度、構図の作り方によって様々な表現ができます。

特に花を撮影する時に使いたいのは前ボケや後ろボケなど、ピントを合わせた被写体を強調するようなテクニックです。おしべやめしべ、花弁など普段の撮影で被写体になりにくいものでも、目立つように撮れるのがマクロ撮影です。

応用テクニックとしての心がけは、「小さいものを大きく見せる」を意識すること。

実際にマクロレンズで撮影した作例を挙げておきますので、ぜひ参考にしてみてください。

マクロレンズで撮影した赤いバラのおしべとめしべ
F5.6 1/250秒 ISO100

紫色の紫陽花を梅雨にマクロ撮影
F16 1/160秒 ISO1600

梅雨に見頃を迎えたアジサイをマクロ撮影
F5.6 1/250秒 ISO1600

マクロスライダーやマクロリングライトなどの機材は一切使わず、 全てISO感度を上げた手持ち撮影です。

経験を積めば三脚を使わずともマクロ撮影は可能なので、まずは試してみるところから始めてみましょう。

 

今回使用したカメラとレンズはこちら⇊

赤いバラのおしべとめしべ
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