お酒|人気のストロング系と正しい飲み方について

ストロング系と呼ばれるアルコール度数が高めのお酒が若者を中心に人気を集めています。

缶チューハイやビールから登場したストロング系のお酒ですが、今や日本酒でも販売が始まっています。

日本酒メーカーの黄桜は9月13日より、度数17度のパック入り商品を発売予定。これはパック入りの日本酒で最も度数が高いものになります。10月にはワインメーカーであるサントリーワインインターナショナルが度数14度のワインを発売。これはワインの中でも度数が高い部類にあたります。

年々縮小傾向にある酒類市場ですが、ストロング系のお酒が登場したことで今後は少しずつ改善していくことが期待されます。

手軽に酔えるストロング系

ストロング系のお酒が人気となった一つのきっかけとしてはSNSが挙げられます。

人気を集めるストロング系チューハイ

若者が「#ストロングゼロ文学」などのハッシュタグを付けてアップした画像が人気を集めていき、ストロング系の知名度が徐々に高まっていったのだとか。

また、ブームの発端となったストロング系チューハイはビールよりも安く、手軽に酔えるということが金銭的に余裕がない若者にとってウケが良かったのでしょう。最近ではお酒に合う甘みが抑えられた糖類ゼロのチューハイなども発売され、酒類メーカーの試行錯誤が見受けられています。

各酒類メーカーは従来のお酒とストロング系のお酒を併売することで、若者やお酒好きに向けた販売戦略を展開していくようです。

飲み方には注意

無茶な飲み方がダメなのはストロング系も同じです。むしろアルコール度数が高い分、従来のお酒とは違ったペースで飲むように注意しなければなりません。

アルコール耐性には個人差があるので、くれぐれも個人間の適量を守るように気を付けましょう。

油が吸収を抑える

お酒を飲む前には揚げ物やマヨネーズを使ったサラダなど、油を使ったおつまみを胃に入れておくことでアルコールの吸収を抑えることができます。

これは胃や腸に入った油がアルコールの吸収を抑える効果を発揮するからです。

ダイエットに関心のある人なら、食事は野菜から食べるほうが太らないという話を聞いたことがあると思いますが、お酒の席ではカロリーよりもアルコールに注意が必要です。また、お酒を飲んだ後は血中アルコール濃度を早く下げるためにも、飲んだお酒と同じ量だけ水分を補給することを忘れてはいけません。

飲み会などで長時間飲む機会がある人はぜひ試してみてください。

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