ストロボで雪を綺麗に撮影する方法!カメラ設定と注意点まとめ

この記事ではストロボを使った雪の撮影方法と設定についてご紹介します。

毎年冬になると雪国以外の平地でも雪が降ることがありますよね。

そんな時はつい雪を写真に撮ってみたいとカメラを持ち出す人もいるかと思いますが、降っている雪の撮影の仕方が分からなかったり、難しいんじゃないかと悩んでいませんか?

実は雪が降っている時の撮影では、ストロボさえあれば誰でも簡単に幻想的な写真を撮影することが出来てしまうんです。

そこで、今回はストロボを使用して雪を綺麗に撮影するためのカメラ設定や撮影時の注意点についてまとめていきます。

雪の撮影に必要なもの

降っている雪を綺麗に撮影するために必要なものとして、カメラやレンズ以外ではストロボがあれば大丈夫です。

雪の撮影で使いたいストロボには大きく分けるとカメラ内蔵ストロボとクリップオンストロボの2種類があります。

・カメラ内蔵ストロボ
・クリップオンストロボ

特に雪の撮影にオススメなのは、光の角度や量を調整できるクリップオンストロボです。

クリップオンストロボにはガイドナンバー(GNo.)と呼ばれる光量を表す数値があり、大きくなるほど強く発光出来るのでより遠い被写体に光を当てることが出来ます。

レンズ交換式カメラでもストロボが内蔵されているカメラもありますが、クリップオンストロボを使用したほうがより多くの雪に光が当たるので綺麗に撮影できるはずです。

実際に僕が使用しているのはキヤノンの「スピードライト430EX Ⅲ-RT」。

コンパクトなのに24-105mmの標準ズーム領域をカバーしてくれる光量なのでオススメです。

雪を撮影するカメラ設定

ストロボ使用して撮影した雪と青い池の写真
ストロボに照らされた雪と青い池-北海道

ストロボを使用した雪を撮影する時のカメラ設定はシンプルです。

きちんと設定すれば誰でも簡単に綺麗な雪を写すことが出来るので、一つ一つの設定をご紹介していきます。

F値は小さく

フラッシュで照らされた雪は至近距離の雪がボケて写ったものです。

普段撮影している前ボケの意識でF値は出来る限り小さく設定しましょう。

メイン被写体との距離が近すぎるとボケが弱くなったり、フラッシュがメイン被写体に当たって不自然に見えてしまうので距離感も意識して調整するようにしましょう。

ストロボを使った雪の風景写真
ストロボで前ボケをつくった雪の風景

シャッタースピードは早めに

雪を綺麗な丸で撮影するためにはシャッタースピードを早めに設定し、雪の動きが止まっているように写す必要があります。特に細かい雪や風が強い日の雪を捉えるのは困難です。

適切なシャッタースピードは雪の降り方にも影響を受けるので、何度もシャッタースピードを変えながら自分が表現したいイメージに合わせていきましょう。

ちなみに、シャッタースピードを遅くすると雪が線のように写って丸の時とは違った印象の写真になります。どの様に写るのか気になる人はぜひ試してみてください。

露出はプラス補正

画面のほとんどが埋まるくらいの雪を写す場合は露出がアンダー気味になりがちです。

雪自体が白いので仕方ないことですが、雪本来の白さを強調して綺麗に映すためにはプラス補正がオススメです。

但し、プラス補正にし過ぎると白とびしてしまいますので注意してください。

ホワイトバランスは寒色がオススメ

雪を綺麗に見せるためにはホワイトバランス(色温度)も重要で、設定次第では印象がガラッと大きく変わります。

オススメは蛍光灯や電球光などの寒色気味に設定すること。

雪の白さが際立つことで寒くて冷たい空気感が伝わってくるような写真に仕上がります。

ホワイトバランスに関しては正解が無いので、自分のイメージした色を選びましょう。

黒原トシキ
撮影中に変更しながら自分の好みを探してみると楽しいですよ!

雪の撮影時の注意点

雪の撮影中はトラブルもよく起こりますが、どんな問題があるのかを事前に知っておくことで対処することが可能です。

注意すべきことは以下に挙げるとおりになります。

防塵防滴性能なし

カメラやレンズなど機材によっては防塵防滴性能が無いものがあります。

雪が強い時は雪自体が故障の原因にもなりますので、レインカバーやシャワーキャップなどで機材を守りながら撮影するようにしましょう。

簡易的なレインカバーならエツミがオススメです。

予備バッテリー必須

寒い日はバッテリーの消費が激しくなるので予備バッテリーは必ず持っておくべきです。可能であれば通常の撮影時よりも1~2本余計に持っておくと長い時間撮影を楽しむことが出来るでしょう。

また、外部ストロボを使用する場合は乾電池も必要となりますので、どちらも十分予備を用意しておきましょう。

周りへの配慮で安全に

雪の撮影に限ったことではありませんが、ストロボを使用する際は周りへの配慮が大事になります。

他の人の撮影の邪魔にならないよう周りの様子を確認しながら使用することで撮影者同士のトラブルを回避することが出来ます。

都市部などではストロボの光が交通機関や自動車を妨げる可能性が高いので、ストロボを使うタイミングや使い方には十分に注意しましょう。

結露に注意

寒いところから暖かいところに移動すると気温差の影響でカメラに結露が発生することがあります。特に雪が降っている時の気温は低くなるため結露の可能性が高くなるので注意が必要です。

撮影を終えた後、移動してからしばらくはカメラバッグの中から機材を出さないようにしましょう。

ストロボを使った雪の撮影方法まとめ

降っている雪の写真はストロボを使うか使わないかでガラッと印象が変わります。

カメラの設定をまとめるとこんな感じです。

・F値を小さくして前ボケをつくる

・シャッタースピードを早めて動きを止める

・プラス補正で雪の白さを強調

・ホワイトバランスは好みで変える

普段は風景写真しか撮らない人やストロボを使ったことがない人も冬の撮影時にいつもと違った表現をしたいなら、1つだけでも良いのでストロボを持っておきましょう。

 

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