副業としていま人気になってきている『ストックフォト』で使うべきカメラの選び方についてのまとめです。
ストックフォトは『資産型ビジネス』や『ストック型ビジネス』といわれ、カメラで撮影した写真をインターネットにアップロードするだけで気軽に販売できる注目のビジネスです。
カメラは全く素人だけどストックフォトを始めてみたいという人や、続けているけどなかなか売上げが伸びずに悩んでいる人も増えてきているのではないでしょうか。
そこで今回はストックフォト初心者向けにカメラの選び方を解説し、副業として稼ぐためにオススメの機種をご紹介します。
ストックフォト用の風景写真の撮影についての記事はこちら⇊
ストックフォトや副業用カメラを選ぶポイント
カメラはメーカーや機種によって個性があります。したがって、どんな用途で使うのかや被写体の撮影に向いているのかはカメラの性能によって変わってきます。
ストックフォトで使うカメラの重要なポイントは3つ。
・高画質(最低でも2000万画素以上)
・高感度(暗所撮影・レタッチ対策)
・使いやすさ(グリップホールド感など)
ストックフォトで写真を購入する顧客の大半は企業です。
会社の広告やホームページ、資料やネットニュースなど商業用として扱われることが多く、大きくプリントされても画質が荒くならない写真が求められます。最近ではスマートフォンで撮影した写真も販売できるサイトもありますが、最低でも有効画素数が2000万画素以上の高画質カメラを使うのがオススメ。
また、イルミネーションや夜景などを撮影する場合には画質が崩れにくい高感度性能のカメラが良いでしょう。現像ソフトを使ったレタッチ対策にも有効です。その他メーカーによって発色の違いがありますが、色については撮影後の現像やレタッチでも調整できるので、カメラ選びでは気にしなくても問題ありません。
それよりも気にするべきは、実際の使い心地やグリップのホールド感などの使いやすさです。
もしも気に入ったカメラが見つかったら、実際に店頭で触ってみてから購入するようにしましょう。
副業用にオススメのカメラ
様々な被写体の写真がアップロードできるストックフォトで、稼ぐことができるオススメの被写体の代表例は「人物」や「風景」です。
「人物」と「風景」それぞれをどちらを撮影するかで分けてオススメのカメラを紹介していきます。また、最近一眼レフカメラよりも軽量で携帯性が高いことでシェアが伸びている『フルサイズミラーレスカメラ』を中心に厳選しました。
人物写真向き①キヤノン EOSR
EOSRはキヤノンのフルサイズミラーレスカメラの中でハイアマチュアモデル。有効画素数は約3030万画素。
カメラの販売シェアでトップのキヤノンが2018年に初めて発売したフルサイズミラーレスカメラです。人物撮影で便利な瞳AFやバリアングル式モニターを利用したタッチ&ドラッグAFなどのピント調整機能が何かと頼りになります。
EOSRについては「キヤノンEOS Rの体験会に参加したレポートまとめ」でも詳しくまとめてありますのでご参考にどうぞ。
RFマウントレンズはラインナップがまだ少ないため、既存のキヤノンユーザーは別売りのマウントアダプターを合わせて購入してEFマウントレンズを使用するのが良さそう。
人物写真向き②ソニー α7Ⅲ
ソニーのフルサイズミラーレスカメラのなかでベーシックモデル。有効画素数は約2420万画素。
ソニーα7Ⅲの魅力は「ボディ内手ブレ補正・デュアルスロット・バッテリー性能」です。
プロのカメラマンが求めるあらゆる機能が備わっているので、コストパフォーマンス的にはとても優秀なカメラです。
風景写真向き①ニコン Z7
ニコン「Z7」はフルサイズミラーレスカメラのなかでハイアマチュアモデルに該当します。有効画素数は約4575万画素。
画質は一眼レフカメラを含めてもトップクラスで、高画質が求められる風景写真向きのカメラといえるでしょう。ニコンのカメラは撮って出しの発色が風景向きとも言われているので、風景写真メインでストックフォト活動をしていく人にはオススメ。
風景写真向き②ソニー α7RⅢ
α7RⅢはソニーのフルサイズミラーレスカメラのなかでハイアマチュアモデルです。有効画素数は約4240万画素。
先に紹介した「α7Ⅲ」よりも上位の高解像度モデルであるため、さらに高画質な写真を撮ることが可能です。
画素数以外のスペックは非常に似通っていますが、コストパフォーマンス自体は「α7Ⅲ」のほうが有利。ソニーのカメラを検討している人は悩みどころかと思いますが、差額でレンズを購入することもできるので十分検討することをオススメします。
カメラ選びは副業・ストックフォトへの先行投資
カメラボディ以外にも性能の良いレンズが必要だったり、人物撮影用のスタジオやモデルの経費などストックフォトには沢山の費用がかかります。
しかし、ストックフォトをするうえでのカメラ選びは「投資」あるいは「必要経費」と捉え、早い段階からプロ仕様のカメラボディを買うことが大切です。
ストックフォトに本気で『副業』として取り組み、いつかは本業にしたいと考えているのならぜひ今回の記事を参考にしてカメラを選んでみてください。