高級コンデジといわれる部類に入る『Canon PowerShot G7 X markⅡ』について購入してからだいぶ経ったのでレビューを書いていきたいと思います。
購入のきっかけ
まず初めに、購入に至った動機やきっかけ、経緯について説明しておきます。
僕は普段の撮影で、デジタル一眼レフカメラ(Canon EOS6D markⅡ)をメイン機材として使用しています。しかし、三脚を使った本格的な撮影旅行ならともかく、スナップ中心の撮影や観光にまで持っていくかといえば、答えはノーです。
とはいえ、スマホじゃ物足りないという考えがあったので手軽さと高画質を兼ね備えた高級コンパクトデジタルカメラを探していました。
そこで色々調べた結果、G7 X markⅡに辿り着いたというわけです。
G7 X mark2 を選んだ理由
では、数ある高級コンデジの中からなぜキヤノンのG7X MarkⅡを選んだのか。
その理由について解説していきます。
スペック
主なスペックは以下のとおりです。
Canon PowerShot G7 X markⅡ | Canon PowerShot G9 X markⅡ | FUJIFILM X 100 F | |
---|---|---|---|
画素数 | 約2,010画素 | 約2,010画素 | 約2,430画素 |
センサーサイズ | 1.0型 | 1.0型 | A-PSC |
開放F値 | F1.8-2.8 | F2.0-4.0 | F2 |
ISO感度 | 125~12800 | 125~12800 | 200~12800(拡張可能) |
ズーム域 | 24-100mm | 28-100mm | 23mm |
質量 | 約294g | 約182g | 約419g |
どれも高級コンデジと呼ぶのに相応しいほど十分なスペックです。
そこで僕が優先したのは以下の3点でした。
①値段
②ファインダー不要
③ズーム機能
他の候補として考えていた富士フィルムのX100Fとは最後まで悩みましたが、旅行で様々なシーンを撮影するのなら単焦点よりもズームできた方が便利だと判断し、G7 X markⅡを選んだわけです。
外観レビュー
グリップが握りやすい形状になっていて、ダイヤル部の赤いラインが高級感を演出してます。
モニターはチルト式なので様々なシチュエーションでの撮影が楽になります。
G7 X MarkⅡはこんな人におすすめ
G7X MarkⅡはこんな人におすすめです。
スマホからステップアップしたい
センサーサイズの小ささやレンズ交換ができないこと以外は一眼レフやミラーレスと大きな違いはありません。
シャッタースピードやボケ味を変えたい、夜景をキレイに撮りたいと撮影表現にこだわってみたい人はオススメです。
とにかくコンパクトに持ち運びたい
小銭入れ程度の大きさなので、持ち運びはボディバッグがあれば余裕です。
シャツの胸ポケットやズボンのポケットはちょっと厳しいかもしれません。
レンズ交換不要
正直に言って、ボケ味は一眼レフに劣ります。(被写体と背景との距離うんぬんの話はまた別の機会に……)
これは基本的にセンサーサイズとレンズのスペック上の問題ですが、ボケ味が必要かどうかは、どんな被写体を撮るか、どんな写真を撮りたいかで変わってくるので自分の好みで決めましょう。
逆にいえば、明るいF値でもボケ味を抑えることができるのでスナップや風景を撮る人はこの弱点を逆手に取ることができます。
ファインダー不要
当然、構図はモニターを見ながら決めることになります。スマホでの撮影に慣れている人は、この点は気にしなくても良いと思います。
ファインダーが必要な人は 価格が比較的に近い 同社のG5X を選べば良いだけの話です。
画質は申し分ないので、あとは操作状の問題だと思いました。一眼レフのエントリーモデル✖レンズキットの組み合わせよりもお買い得かもしれません。
そもそもCanonのコンデジはG1X~G9Xシリーズまで微妙な差をつけながら充実したラインナップが揃っているので選ぶのに迷ってしまうのは仕方ないと思います。(笑)
G7 X mark2のレビューまとめ
ミラーレスがシェアを拡大し、スマホカメラのスペックが高まってきている今の時代に、あえてコンデジを選ぶ意味があるとすればそれは個人の好みやこだわりを追求していくことだと思います。
撮影スタイルや使用目的も人それぞれなので、この記事の内容もあくまで参考程度にしてもらえればと。
個人的には、もっとお金に余裕があれば同社の G1 X markⅢ か富士フィルムのX100シリーズも使ってみたいです。