キヤノンEOS R5の5軸手ブレ補正・デュアルスロットについて

キヤノンEOS R5のスペックに関する追加情報が2020年4月21日に公開されました。

今回新たに公開されたのはデュアルスロットや手ブレ補正、動画性能などの詳細についてです。

【4/21の追加情報】
・CF・SD対応のデュアルスロット
・ボディ内5段手ブレ補正のレンズ対応
・8K動画などの追加機能
これまでキヤノン公式サイトで公開されていた開発発表やAF機能などの情報は『キヤノンのEOS R5が開発発表!いま分かるスペックと情報まとめ』と『【3/13追加】EOS R5最新情報|拡充したAF機能や動画性能など』でまとめて解説してきたので確認したい人は参考にどうぞ。
今回は具体的にどんな機能が追加公開されたのか、それぞれ個別に解説していきます。

デュアルスロットの詳細

既に公表されていたデュアルスロットはCFexpressとSDカードに対応することが新たに分かりました。

キヤノンのフルサイズミラーレスカメラでデュアルスロット仕様になるのは『EOS R5』が初の機種となります。これにより既存の『EOS R』や『EOS RP』がシングルスロットだったことでシステム移行を踏み切れていなかったユーザーの買い替えが進むことが予想されます。

ボディ内手ブレ補正は5軸

ボディ内手ブレ補正についても補正が5軸であることが公表されました。

キヤノンのカメラでボディ内手ブレ補正が搭載されるのは初です。手ブレ補正機構(IS)が搭載されているRFレンズ・EFレンズともに協調動作することも公開されており、既存のキヤノンユーザーには嬉しい仕様といえます。

動画性能に関する追加情報

8K動画に対応する動画性能については新たに複数の機能が公開されました。

・4:2:2 10bit canon log(H.265)
・4:2:2 10bit HDR PQ(H.265)
・8KのRAW動画撮影に対応
・4K動画はフレームレート119.88fpsを実現。最大59.94fpsで外部出力可能
既に公開されていた8K動画対応と全モードでデュアルピクセルCMOS AF使用可能なことと合わせると『EOS R5』は動画性能に関して他のデジタルカメラを圧倒するほどのハイスペックモデルとなりそうです。
8K動画に対応しているカメラが他に存在しないことから、動画撮影に携わる多くのクリエイターが注目していることでしょう。

気になる発売時期と画素数

様々なスペックが明らかになってきたところですが、具体的な発売時期や有効画素数については未だ明らかになっていません。

8K動画に対応していることから、有効画素数は4000万画素以上になることが予想されます。発売時期は今の予想だと7~9月頃になるのではないかと考えられますが、新型コロナウイルスの影響で生産台数が限られてしまうかもしれません。

いずれにせよ、キヤノンからの公式発表を待つしかなさそうです。

EOS R5のデュアルスロット・手振れ補正などの追加情報まとめ

キヤノンのフルサイズミラーレスカメラのハイアマチュア向けモデルEOS R5のイメージ画像

4/21に追加で公開されたEOS R5の情報についてまとめてきました。

スチール撮影しか行わないフォトグラファーからすればこれほどハイスペックな動画性能は不要のように感じるかもしれません。しかしメーカー的には動画性能を含めたオールラウンドなカメラとしてEOS R5を位置づけているのだと捉えています。

キヤノンの2019年12月期の決算発表ではフルサイズセンサー搭載カメラを複数投入することが明らかになっているので、『EOS R5』以外の機種についても新たな情報が分かり次第まとめていきます。