EOS R3の開発発表と有効画素数・価格に関する予想

キヤノンの「EOS R3」の開発発表内容に関するまとめです。

キヤノンが開発発表したフルサイズミラーレスカメラ「EOS R3」は高速・高感度・高信頼性をコンセプトにしたハイアマチュアモデルのカメラ。動体撮影に優れた機種としてEOS 1シリーズとEOS  5シリーズに加わる新たなシリーズのカメラで、プロからアマチュアまで幅広いニーズに応えることが期待されます。

今回は開発発表の第1弾として「EOS R3」に搭載予定の映像エンジンや連続撮影速度などのスペックについて公開されました。

第2弾の追加情報に関してはこちら⇒「キヤノンのEOS R3に関する情報【第2弾】が追加発表

キヤノン公式より正式発表されました。(9月14日更新)⇒「キヤノンからEOS R3が正式発表、約75万円で発売は11月下旬

EOS R3の公開されたスペック

キヤノン EOS R3のデザインイメージ
EOS R3-キヤノン公式より

開発発表されたEOS R3の現段階で公開されているスペックは以下のとおりです。

・自社開発した裏面照射積層CMOSセンサー

・映像エンジンはDIGIC X

・電子シャッター 約30コマ/秒

・歪みの抑えられた電子シャッター

・防塵防滴性能

・キヤノンのデジタルカメラ初の視線入力

縦位置グリップ一体型のデザインを見る限りでは一眼レフカメラのフラグシップモデル「EOS-1D X MarkⅢ」の後継機にあたる機種と呼べる高性能なスペックが搭載される予定です。

しかし、3のナンバーが付いていることやキヤノンのホームページを見て分かるとおり、あくまでも位置づけとしてはハイアマチュアモデルです。

今後登場することが予想される「EOS R1(仮称)」がRFマウントのフラグシップモデルであることに変わりませんが、発売まではまだまだ時間がかかりそうなので動体撮影に優れたミラーレスカメラが無い現状を埋める機種として期待したいところです。

視線入力とは

発表された「EOS R3」のスペックで注目されているのは新機能として発表された「視線入力」です。

視線入力はファインダーを覗いた瞳の動きでAFフレームを動かして被写体にピントを合わせることが出来る機能で、素早く被写体にピントを合わせたい時に役立ちます。

従来はマルチコントローラーやタッチパネルなどで動かすしかなかったAFフレームをファインダーを覗いた状態でシャッターボタンに指を乗せたまま動かすことが出来るのは、動体撮影中心のカメラマンにとって非常に便利に感じるはず。

視線入力はEOS 5やEOS 3などのフィルムカメラにも搭載されていた機能ですが、デジタルカメラに搭載されるのは「EOS R3」が初めてです。

デジタルカメラではどのような機能に進化しているのか、瞳AF機能などと組み合わせての使用が非常に楽しみです。

気になるのは画素数と価格

EOS R3のスペックは未だ非公開なものが多いですが、特に気になるのが「有効画素数」と「価格」です。

従来の一眼レフカメラのフラグシップモデルでは約2000万画素前後なので、ハイアマチュアモデルである「EOS R3」が高画素化される可能性は十分あります。

使いやすさも考慮すると最大でも「約4000~4500万画素」程度が丁度良い気がします。

画素数に関する噂についてはこちらでまとめています⇒「EOS R3の有効画素数は約2400万画素らしい

EOS R3のハイアマチュアモデルイメージ画像
ハイアマチュアモデルとして位置づけされる EOS R3-キヤノン公式より

価格については「EOS-1D X MarkⅢ」と「EOS R5」の間にあたる機種であることを考えると「60~70万円前後」になると予想します。

ハイアマチュアモデルで縦位置グリップ一体型の機種が他に無いので比較が難しいところですが、「EOS R5」よりも高い価格帯になるのは確実だと思っています。

動体撮影向けの機種としてはようやく本格的な撮影で使えるミラーレスカメラの登場となるので、動体撮影中心のカメラマンにとっては供給が追い付いてきた「EOS R5」よりも「EOS R3」を選ぶ人が多くなりそうです。

EOS R3の開発発表に関するまとめ

フラグシップモデルの「EOS R1(仮称)」の噂ばかりが流れていたので、今回発表された「EOS R3」の登場は完全に予想外で視線入力の搭載もサプライズ的な印象を強く受けました。

発売時期としては2020年内が確定と考えていますが、開催予定の東京オリンピックに合わせてくる可能性もありますので今後の追加情報を要チェックです。

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