キヤノンからEOS R3が正式発表、約75万円で発売は11月下旬

キヤノンからフルサイズミラーレスカメラ「EOS R3」が正式発表されました。

「EOS R3」はキヤノンのRFマウント初となる縦位置グリップ一体型のハイアマチュアモデルのフルサイズミラーレスカメラ。

2021年4月に開発発表されてから約5ヶ月を経てそのボディスペックの全貌が明らかになりました。発売日は2021年11月下旬を予定。公式オンラインショップでの価格は748,000円(税込み)です。

EOS R3の注目すべき機能

EOS R3のスペックの中で特に注目すべき機能をまとめてみました。

・EOS初となる自社開発した裏面照射積層CMOSセンサー

・有効画素数は約2410万画素

・全ドライブモード対応の最高約30秒/コマとなる電子シャッター

・最速で1/64000秒の設定が可能(Tv/Mモード時)

・キヤノンのデジタルカメラ初となる視線入力

・クルマ、バイクなどの乗り物を検出するAF機能

・6K/60PのRAW動画内部記録が可能

・30分を大きく超える最大6時間の動画撮影時間

・光学ファインダーのような見えを再現するOVFビューアシスト

・415万ドットの背面モニター

事前に発表されていた視線入力を合わせてみるとEOS初となる機能が多く見受けられます。

最高約30コマ/秒の電子シャッターやクルマ、バイクなどの乗り物に対応するAF機能は動体撮影を想定した縦位置グリップ一体型のハイアマチュアモデルとして相応しい豪華なスペックです。

事前予告にあった「映像の新しい時代が走り出す」とのキャッチコピーのとおり、6K/60PのRAW動画内部記録や最大6時間にも及ぶ動画撮影時間など動画撮影機能に関しても充実した製品としての印象を受けました。

また、光学ファインダーのような見え方を再現するEOSRシステム初の「OVFビューアシスト」も注目しておきたい機能です。OVFビューアシストでは露出やピクチャースタイルを反映させずにより自然な見え方にするそうなので、EVFに苦手意識を持っていたユーザーにとっては朗報です。

キャッチコピーである「無双」に相応しい、全方面でハイスペックな機能を持つEOS R3が実際の使用感や他のカメラとの比較でどのような評価を受けるのか、今後の作例やレビューが楽しみです。

 

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正式発表されたキヤノンのEOS R3のイメージ写真
Canon EOS R3-キヤノン公式より