【レビュー】キヤノン|kissX9を試した感想と作例

キヤノンのKissシリーズといえば、子育て世代をターゲットとしたエントリーモデルの一眼レフカメラです。

その中でも今回紹介するのは、シリーズで最もコンパクトなEOS kissX9。

偶然にも触れる機会があったので、スペックをはじめとした感想をレビューとして色々書いていこうと思います。

詳細スペック

主なスペックは以下のとおりです。

 EOS kiss X9
レンズマウントEF-Sマウント
有効画素数約2,420万画素
シャッタースピード1/4,000秒~30秒
ISO感度100~25600
連続撮影速度約5.0コマ/秒
視野率約95%
モニターバリアングル式
(タッチパネル対応)
質量約406~409g(本体のみ)
映像エンジンDIGIC7
スロット数シングルスロット
無線通信機能Wifi/Bluetooth

まず注目したいのは有効画素数の約2420万画素という、上位機種に劣らない高画質なところです。

スマートフォンのカメラが大体約700万画素といわれているので、今までデジタルカメラを使ってこなかった人にとっては使っていてその差が明確に分かるポイントになると思います。

また、本体の重量はボディのカラーによって若干の差がありますが、500gを切るという一眼レフカメラとは思えない軽さを実現しています。

お馴染みとなったバリアングル式モニターも健在で、子供の目線に合わせながらモニターを様々な角度に動かしての撮影が可能となります。

kissシリーズお馴染みのバリアングル式モニター

ボタンの配置はほとんど変更がなく、初心者にも使いやすいようダイヤル類も右側に集中しています。

EOS kissX9背面

分かりやすい操作ガイド

一眼レフカメラどころかカメラ自体が初めてという方にもおすすめなのが、撮影時に映し出される操作ガイドです。

絞りの数値による変化も分かりやすく説明

この機能により、絞りの数値や露出補正などの変化で写真がどのように仕上がるかを丁寧に教えてもらうことができます。

一眼レフカメラの購入を考える人の多くがボケ味のある写真を撮りたいはずだと思うので、上記写真のような説明を見ながら撮影すれば失敗は少なくなります。

握りやすいグリップ

ボディが小さい分、上位機種と比べればグリップ部分も小さく感じますが、一眼レフらしい深さがあるので想像以上に握りやすく、手の小さな女性でも安定したホールドができるでしょう。

男性の手ならすっぽりと収まる

実写の画質は十分

実際の画質を確認した実写があるので幾つか紹介します。

絞り値・シャッタースピード、F5・1/60秒
絞り値・シャッタースピード、F5.6・1/25
絞り値・シャッタースピード、F5.6・1/50

レンズはキットで付いてくるEF-S18-55 F4-5.6 IS STMを使用しました。ボケ味はご覧のとおりです。

キットレンズでもこれだけ背景のボケが出せるので、価格の安さを考えれば初心者向けとしてのコストパフォーマンスと画質は十分でしょう。

まとめ

キヤノンEOS kissX9についてまとめてきました。

ミラーレスカメラの普及で売り上げが減りつつある一眼レフカメラですが、レンズのラインナップが豊富な点ではまだまだ負けていません。子供が生まれたのでたくさん思い出を残すためにカメラを始めたい人、ファインダーから覗いて本格的に撮影していきたいという初心者にもかなりおすすめできるので、ぜひ検討してみてください。

キヤノンにはフルサイズミラーレスカメラにもエントリーモデルが発売されているので詳しくは『【初心者におすすめ】フルサイズミラーレスカメラEOS RPのスペック』を参考にしてみてください。

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