【知っておくべき】ピクスタ VS Adobe Stock、写真の売れやすさを比較

ピクスタとAdobe Stockの売れやすさ比較記事イメージ

ピクスタ(PIXTA)とAdobe Stock(アドビストック)、2つのストックフォトサービスのうち、どちらのほうが写真が売れるのか気になったことはありませんか?。

写真の売れやすさや収益性は各ストックフォトサービスにおける特徴の違いによる影響が大きいです。

2019年の販売実績を分析すると、販売登録したコンテンツが売れやすいのはAdobe Stockのほうでした。

「ピクスタとAdobe Stock、どっちのほうが売れやすいのか」

「それぞれ写真の売れやすさにどんな違いがあるのか」

そのような疑問を持っている人向けに、このページではピクスタとAdobe Stockの特徴を比較しながら写真の売れやすさについてまとめていきます。

登録枚数とダウンロード数で比較

ピクスタとAdobe Stockのどちらが売れやすいのかを解説する前に下の表をご覧ください。

 ピクスタ(PIXTA)Adobe Stock(アドビストック)
登録枚数約6000枚約1500枚
ダウンロード数358枚175枚
成果率(DL数/登録数)約6%約12%

上の表は2019年の自分の売上実績を元に、ストックフォトサービス別に登録枚数とダウンロード数の関係を比較した表です。

結論から言えば、写真が売れやすいのはAdobe Stock。

登録枚数とダウンロード数はピクスタのほうが多くなっていますが、ここで注目すべきなのは成果率(ダウンロード数/登録枚数)

成果率で比較してみるとAdobe Stockのほうが登録枚数に対してダウンロードされやすいことが分かります。

もしも同じ登録枚数であった場合、写真の売れる枚数はAdobe Stockのほうが多くなることが予想できます。

ピクスタはアップロード枚数に上限がある

成果率に差はあれど、写真の売れやすさに関連する要素としてどのストックフォトサービスでも重要なのは販売登録枚数を増やすことです。

しかし、ピクスタには毎月のアップロード枚数に上限があります。

アップロード枚数の上限はピクスタでストックフォトを始めたばかりのクリエイターに立ちはだかる最初の障害ともいえ、販売枚数を増やしづらい原因にもなります。

ただし、審査の合格率や登録状況次第ではアップロード枚数上限を増やすことも可能なので、まずは審査に合格できるようなクオリティのコンテンツ作りが大切になってきます。

ピクスタのアップロード枚数の上限
ピクスタのアップロード可能枚数の上限イメージ

Adobe Stockには上限が無いため、沢山のコンテンツを抱える人にとっては合っていると言えるかもしれません。

審査から販売までが早いのはAdobe Stock

ストックフォトでは各サイトに販売したい写真をアップロードした後、商品として相応しいコンテンツかを確認するための厳しい審査に合格したモノだけが販売コンテンツとして登録・公開されます。

審査から販売できるかの結果が分かるまでの期間は各ストックフォトサービスごとに異なっていて、ピクスタでは1週間から3週間ほどとかなり長くかかってしまうことがあります。

一方、Adobe Stockでは最短2日程度で審査結果が出されることが多く、審査から販売までの対応がとても早いというメリットがあります。

審査基準が厳しいのはAdobe Stock

審査期間が短いAdobe Stockですが、審査基準が厳しいのも特徴の1つ。

構図が少しでも類似している写真や企業のロゴや会社名が映り込んで知的財産権を侵害している疑いのあるコンテンツは却下されてしまいます。

Adobe Stockの審査却下の例イメージ
Adobe Stockの審査NGイメージ

構図のバリエーションや配色に変化を出した類似コンテンツの登録枚数を増やしやすいのはピクスタになります。

余談:1枚あたりの報酬単価が高いのはピクスタ

副業として稼ぐことが出来ると注目されているストックフォトなので、どうしても気になるのはピクスタとAdobe Stockのどちらのほうが利益を出しやすいのか。

結論から言えば、報酬単価として1枚あたりの利益が出ているのはピクスタになります。

ピクスタにはダウンロード1枚あたりの報酬単価が高いというメリットがあるからです。

ピクスタ:単品購入制、定額制

Adobe Stock:サブスクリプション、拡張ライセンス

ピクスタにはサイズごとに報酬単価が異なる単品購入制があり、1枚のダウンロードで数千円の報酬を受け取ることもできます。

 

一方、Adobe Stockでの報酬発生には大まかにサブスクリプションと拡張ライセンスがありますが、ダウンロードされるほとんどが単価の低いサブスクリプションとなっているのが現状です。

ダウンロード数が多い反面、1枚あたりの報酬単価が安いという傾向がAdobe Stockにはあります。

ピクスタとAdobe Stockの写真売れやすさ比較まとめ

ピクスタとAdobe Stock、2つのストックフォトサービスでの写真の売れやすさの比較についてまとめてきました。

ストックフォトビジネスにおいて購入数と収入を増やすために最も大切なことは、クオリティが高いコンテンツの販売登録枚数を増やすことです。

今のトップクリエイターの方々も全員が最初から沢山売れていたわけではなく、試行錯誤しながら登録枚数を増やしたからこそ多くの実績を出せるようになったのではないでしょうか。

いま購入数が伸び悩んでいる人も、継続してコンテンツを増やしていけば少しずつ結果が出てくるはずです。

審査基準の厳しさやアップロード枚数上限の有無など販売登録枚数の増やしやすさにはそれぞれ違いがあるので、自分が登録するコンテンツと相性が良いサイトを利用するようにしましょう。