投資初心者向け「投資信託」とは|メリット・デメリットまとめ

投資について興味がある方なら投資信託という言葉を一度は聞いたことがあると思います。

実は、これから投資を始めてみたいという方には株式投資よりも投資信託のほうがオススメできるのです。

今回はその投資信託について簡単に説明したいと思います。

投資信託とは

投資信託とは、個人投資家から集めた資金をプロのファンドマネジャーが運用する仕組みです。

僕たち個人投資家が主にすることといえば、あらかじめ複数の投資先が組み合わされたファンドという商品を購入し、保有するだけです。

「えっ、それだけ?」と思うかもしれませんが、購入した後は基本的に何もする必要はありません。ここが株式投資との大きな違いなのですが、個別銘柄を自分で売買する必要がないのが投資信託の特徴です。

購入後は、プロのファンドマネジャーが運用し、発生した利益を購入した割合に応じてもらうだけになります。支払うコストとしては、購入手数料と信託報酬というファンドマネジャーへの手数料や監査報酬などがあります。

・購入資金(購入時のみ)
・購入手数料(購入時のみ)
・信託報酬(ファンド保有期間)

投資信託のメリット

投資信託はこんな人にオススメです。

・どの会社の株を買えば良いか分からない

・本業があるので株取引している時間が無い

たくさんある会社の中からどこの株を購入すれば良いのかという問題は初心者にとってかなりハードルが高いかと思われます。

また、銘柄を調べる時間がないという方にも向いています。

メリット①:取引はプロに全てお任せ

株式投資を1日単位で行うデイトレーダー(1日単位で売買を頻繁に行う投資家の通称)と違い、本業があるサラリーマン等の社会人は取引可能な時間帯(平日9:00~15:00)は仕事で手が離せない方がほとんどだと思います。

例え仕事中に株価が急激に下落したとしても、投資信託であればプロのファンドマネジャーが資金を動かしてくれるので逃げ遅れるという心配はなくなります。

メリット②:ファンドの特徴ごとに分散投資

ファンドは国内外の株式や債券など、様々な投資先を組み合わせて作られた1つの商品のようなものです。投資先が複数あればそれだけリスクを下げることができます。また、自分では投資しづらい海外の会社にもリスクを分散しながら投資することもできます。

どのような組み合わせでつくられているのかはファンドごとに特徴があるので、自分の好みに合ったファンドを選びましょう。

投資信託のデメリット

ここまで投資信託のメリットをみてきましたが、以下のようなデメリットも存在します。

デメリット①:信託報酬の手数料がかかる

株式投資の場合、かかる手数料は購入時と売却時のみですが投資信託は保有している期間に応じて信託報酬が発生し、定期的に監査報酬が発生する場合等があります。

これらの手数料はファンドごとに異なりますのでどのくらいコストがかかるのか、購入前には良く調べておく必要があります。

デメリット②:元本保証がない

当たり前ですが、投資信託もれっきとした投資の一つです。購入した金額よりも価値が減少しない保証はありません。

市場価格の変動により、常に上下することは避けられませんのでそれだけはお忘れにならないようご注意ください。

投資信託に関するまとめ

いかがでしたでしょうか。

今の日本はアベノミクスなどの効果により景気が良くなりつつあると言われていますが、個人消費者がそれを実感するのはもう少し先になるような気がします。

投資信託は株式投資や不動産投資と比べて始めやすいものだと思いますので、本業の給料以外にもお金を得たい、将来の為に投資を始めたいという方ぜひ検討してみてください。