働き方改革で仕事の在り方が大きく変わろうとしている今の日本で、最も大きな影響が出ると言われているのが本業以外の空いた時間で行う「副業」です。
最近ではお笑い芸人のカラテカ・入江慎也さんが副業だけで年収1億円を超えるとテレビやニュースでやっていますよね。
今回は副業の現状について書いていきます。
副業の基本
最近流行り始めた、外国人の観光客向けに部屋を貸し出す「民泊」も副業として話題になりましたし、ブログなどで稼ぐ「アフィリエイト」も副業として紹介されている代表例です。
ここで確認しておきたいのが本業以外に行っているものは基本的に副業となりえます。逆にいえば、副業の代表例として挙げられているものでも、それだけを行っている場合はそれは本業です。
つまり、副業とは本業以外の収入源となりえるもの、又は、複数の収入源がある状態。
当たり前かもしれませんが、ここは大事なので覚えておきましょう。
副業の例
カラテカ入江さんを例に挙げてみましょう。
お笑い芸人である入江さんは芸人の給料で月収40万円を稼いでいます。普段の仕事はライブで漫才を披露したり、バラエティ番組の収録などです。給料は所属事務所から毎月支払われます。(あくまで予想です)
しかし、これらの仕事以外の空いた時間にも、「コンサルティング」という商品と企業を引き合わせる仕事も行っていました。
月の売り上げは350万円を稼ぎます。年商にして1億円越え。もはやどちらが本業か分からない状態ですが、これが複数の収入源がある状態。
本業=ライブ、漫才、バラエティ番組の収録
本業以外の収入源となりえるもの=コンサルティング
収入源=所属事務所からの給料+コンサルティング料(手数料、紹介料、売上など)
⇈
複数の収入源がある状態
入江さんの場合は「友達5,000人」という人脈を活かしたことが大きな結果を生んだようです。このように、副業を始める際は自分が持っていたり本業と関連するスキルから候補を選ぶのがおすすめです。
良くある代表例としては、不動産経営、コンテンツ販売、運転代行、ウェブライターなどが流行っていますね。
副業の目的
人材サービス大手のエン・ジャパンの調査では、副業をしたい人の目的として最も多かったのが「収入を得るため」で83%。
その他の理由では、「スキルアップ」、「キャリアの拡大」などが挙げられました。
これらのことから、副業の目的としては「収入を補うための副業」と「収入以外を動機とした副業」の二極化していることが分かります。
副業したい人の割合
エン・ジャパンが転職サイトユーザーを対象に行った調査によると、副業に興味がある人は88%、実際に経験がある人は32%との結果が出ています。
この大きな差は会社側が副業を認めていないことが主な要因であると考えられますが、働き方改革の影響で、これからは副業を認める会社も増えてくるのではないかといわれています。会社側が副業を禁止している理由としては、本業に集中してもらいたいというのが主なものだと考えられます。
しかし、副業で学んだスキルを本業に活かすこともできるはずなので、その理由はもう通用しなくなりつつある気がしますね。
副業事情のまとめ
副業についてざっくりとまとめてみました。
最近では副業が法律的に禁止されている公務員でさえも認めるような動きもあるので、これからはどんどん副業が当たり前の時代になっていくのではないでしょうか。
今はインターネットでも稼げる時代です。
自分のやりたいことを副業にしたいと考えている人は、ぜひ一度真剣に検討してみてください。