フィルム風の写真が撮影できるコンパクトデジタルカメラをまとめたページです。
デジタルカメラで撮影した写真をフィルム風にするにはレタッチやプリセット作成などによる編集による方法がありますが、レタッチ作業や編集設定するための知識が必要となるなどハードルが高く感じてしまう部分が多いのが難点です。
今回は撮影前と撮影後の手間を省くことができ、撮って出しからフィルム風の写真を撮影することができるコンパクトデジタルカメラをまとめていきます。
選んだポイントとして、携帯性の高いレンズ一体式で気軽に撮影できるコンパクトデジタルカメラに焦点を当てています。
FUJIFILM X100F-クラシッククローム
「X100F」は2017年に発売された富士フイルムのコンパクトデジタルカメラです。
富士フイルムにはフィルムシミュレーションという写真の雰囲気を変化させる機能があります。そのフィルムシミュレーションの中でもフィルムカメラの写真に近い雰囲気を出せるのがクラシッククロームです。
長年にわたりフィルムを製造してきた富士フィルムだからこそ設計できた画はフィルム写真の独特な色合いまでを忠実に表現しています。
設計するうえではユーザーの意見も取り入れているのだとか。ちなみにクラシッククロームは特定のフィルムを再現しようとしたわけではなく、ドキュメンタリータッチの様々な資料を参考にして設計されたそうです。
現在は後継機にあたる「X100V」の登場で価格も下がり、初心者でも手を出しやすいコストパフォーマンス抜群なカメラです。
ちなみに、俳優の岡田将生さんが「火曜サプライズ」のロケで購入していた中古カメラが「X100F」のブラックでした。
FUJIFILM X100V-クラシックネガ
富士フィルムの「X100V」はX100FがモデルチェンジしたX100シリーズ5代目のコンパクトデジタルカメラ。
様々なスペックで前モデルを上回っていて、新たに追加されたフィルムシミュレーション「クラシックネガ」もその1つ。
クラシックネガはカラーネガフィルムをもとに設計されていてクラシッククロームよりも彩度が低く、よりフィルムカメラのような写真を撮影することが出来ます。
旧モデルのX100Fにはクラシッククロームのみ搭載されているので、どちらのフィルムシミュレーションも使いたいという場合はX100Vをオススメします。
関連記事⇒富士フイルムX100VとX100Fの比較で分かるスペックの違い
RICOH GRⅢ-ポジフィルム調
常に持ち歩くことができる携帯性を求めるならリコー(RICOH)のGRⅢがオススメです。
GRⅢには様々な写真表現が出来るイメージコントロールという機能があり、ポジフィルムで撮影したようなコントラストが強くて彩度の高い表現が出来るのが「ポジフィルム調」です。
その他にもどこか懐かしさを感じさせる淡い表現のイメージコントロール「レトロ」などでもフィルムカメラに近い写真が撮れます。
サイズ感はスマートフォンに近いのでポケットやバッグに忍ばせてどこにでも持ち運びたくなること間違いなしです。
関連記事⇒【注目度ナンバー1】リコー GR Ⅲの魅力とライバル機種比較
フィルム風写真が撮れるデジタルカメラまとめ
フィルム風の写真が撮れるコンパクトデジタルカメラについてまとめてきました。
今回ご紹介した3機種はAPS-Cセンサー搭載で一眼レフやミラーレスと同じくらい高画質なので、スマートフォンの写真からステップアップしたい人にもオススメできるカメラばかりです。
色合いは設定やメーカーごとに異なるので自分好みの表現が出来るものを選ぶのがオススメです。実際に店頭で触ってみて使い心地を確かめるのも良いでしょう。
フィルムカメラのような写真に憧れつつデジタルカメラのように気軽に使える機種をお探しならぜひ検討してみてください。