キヤノンが正式発表したEOS Rとマウントアダプターのまとめ

キヤノンがRFマウントを採用した「EOS Rシステム」を搭載したフルサイズミラーレスカメラ「EOS R」を正式発表しました。

 

キヤノンが35mmフルサイズセンサーを搭載したミラーレスカメラを発表したのは今回が初めてです。

フルサイズミラーレスカメラ市場はこれまでソニーのαシリーズが人気を集めていて、8月下旬にはニコンが新Zマウント搭載の新型カメラを発表したばかりでした。

EOS Rの発売時期は10月下旬を予定しており、9月12日10時から予約開始となります。

キヤノンオンラインショップでの価格は23万7,500円(税別)とのことです。噂になっていたキヤノンのEOS Rも発表され、いよいよフルサイズミラーレスカメラが出揃った感じになってきました。

詳細については公式サイトで動画も公開されています。

詳細スペック

今回発表された「EOS R」のスペックは以下のとおりです。

 EOS R
レンズマウントRFマウント
有効画素数約3,030万画素
シャッタースピード1/8,000秒~30秒
ISO感度100~40000
連続撮影速度約8.0コマ/秒
視野率100%
モニターバリアングル式
(タッチパネル対応)
質量約580g(本体のみ)
映像エンジンDIGIC8
スロット数シングルスロット
無線通信機能Wifi/Bluetooth

「EOS R」の特徴としては、EFマウントと同じ大口径54mmのRFマウントやスムーズなライブビュー撮影を可能にしたデュアルピクセルCMOSセンサーの搭載などが挙げられます。

また、センサーとレンズの最後部が近いショートバックフォーカスになったことで、これまでに実現できなかった小さくて高性能なレンズ設計が可能となり、今後開発されるレンズは従来までと比べて小型化されていくことが予想されます。

キヤノン製品の中での位置づけとしてはハイアマチュアモデルにカテゴライズされているので、これまでフルサイズ一眼レフを使っていた人からA-PSC以下を使っていた人まで、幅広いユーザー層をターゲットとしているようです。

RFレンズ

「EOS R」と同時に発表されたRFレンズは以下の4本でした。

・「RF 24-105mm F4 L IS USM」

・「RF 50mm F1.2 L USM」

・「RF 28-70mm F2L USM」

・「RF 35mm F1.8 MACRO IS STM」

参考:キヤノンRFレンズラインナップ

今回、RFマウントレンズには新たにコントロールリングを搭載したことで、カメラ側の電子ダイヤルと連携しながらレンズ側でも機能調節が可能となります。

これにより、今までにない操作性を体験できることが期待されます。

しかし、一部のユーザーからは価格が高いとの意見も出ているようです。

マウントアダプター

また、マウントアダプターについても同時発表がありました。

・マウントアダプター EF-EOS R

・コントロールリングマウントアダプター EF-EOS R

・ドロップインフィルターマウントアダプター EF-EOS R ドロップイン 円変更フィルター A付

・ドロップインフィルターマウントアダプター EF-EOS R ドロップイン 可変式NDフィルター A付

これらを装着することで「EOS R」でもEFレンズやEF-Sレンズが使用可能となります。

ただし、キヤノンのミラーレスカメラで使われているEF-Mレンズは使用できないのでご注意ください。

EOSRの公式発表まとめ

キヤノンのフルサイズミラーレスカメラEOS Rについてご紹介してきました。

キヤノンマーケティングジャパン公式ツイッターより

既に購入者特典やキャッシュバックされるキャンペーンも発表されているので、早くも予約を考えている人は多いのではないでしょうか。

参考:キヤノンEOS Rシステム誕生キャンペーン

スペックを見る限りでは、ニコンZ6やソニーα7Ⅲあたりがライバル機となりそうです。他メーカーではフルサイズミラーレスカメラの上位機種も存在しているので、もしかしたら近いうちにEOS Rの上位機種の発表もあるかもしれませんね。

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