Amazonでベストセラーにもなっている『スタンフォード式 最高の睡眠』ので読み終えた感想をレビューとしてまとめていきます。
ビジネスマンにも注目されている本ですが、そもそも睡眠に関しては以下のような悩みが挙げられます。
- いくら寝ても寝足りない
- 日中、眠気が取れず頭がスッキリしない
睡眠の中でも多くの人がこのような『寝不足』に関する症状に悩む人が多いのではないでしょうか。
このような時、単に睡眠時間が確保できない、寝不足だから仕方ないと思う人がほとんどだと思います。
しかし、実は睡眠というのはそれほど単純な話ではないようなのです。
今回は、そんな身近だけれど意外と知られていない睡眠についての最新の研究をまとめた『スタンフォード式 最高の睡眠』を読んでみて、重要だと感じた点を簡単にまとめてみました。
睡眠は量より質
睡眠に関して言えば、量が多いからといっても質が悪ければなんの意味もありません。
睡眠にまつわるストレスや悩みは「量の確保」だけでは解決できないと著者も本の中で語っています。
著者曰く、「睡眠の質は、眠り始めの90分で決まる」
最初の90分をしっかりと眠ることができれば、最高の睡眠が取れると断言されています。
入眠の質は体温で管理
寝つきを良くするためには、体温を下げることが重要です。
これは睡眠中に体内の温度(内部体温)が下がることが関係しています。
体温は一度上げれば自然と下がる仕組みがあるので、睡眠前にはお風呂やシャワーで身体を温めるようにしましょう。
スッキリした目覚めは光と体温で
睡眠と覚醒はセットです。
光の刺激は脳だけでなく、あらゆる身体の機能に影響を与えます。朝起きたらまずは、太陽の光を浴びましょう。
そして体温を上げることが、眠っていた身体のスイッチを入れるきっかけとなります。ゆっくりと起き上がった後は、温かい飲み物を飲んだり朝ご飯を食べて体内の温度を上げましょう。
また、脳の覚醒には皮膚感覚を刺激するのも有効です。冷たい水で手を洗ったり、裸足で冷たい床を歩くのも良いようです。
まとめ
『スタンフォード式 最高の睡眠』についてまとめてきました。
読んでみた感想としては、初めて分かったことばかりだったというのが正直なところです。
最新の研究ではこんなところまで進んでいるのかと驚かされました。生活の中にすぐに取り入れられることばかりだったので、買って損はしないです。睡眠時間の確保は多忙な仕事を抱える現代人にとって難しい問題となっているのが現状です。
しかし、量の確保ができなくても質の良い睡眠を取り入れることさえできればたとえ短い睡眠でも十分休めることができるのだと著者は語っています。
優秀なスポーツ選手もパフォーマンス向上のために睡眠時間から改善しているようですね。言われてみれば高級まくらのCMにオリンピック選手を起用しているメーカーも多い気がします。睡眠不足は脳への負担も大きいので、長生きのためにも睡眠から生活を変えていきましょう。
今ならマンガ版も発売されていますので、読書が苦手な人はこちらをどうぞ。