ソニーの新型フルサイズミラーレスカメラ「α7Ⅳ」が海外向けに正式発表されました。
α7Ⅳはソニーのフルサイズミラーレスカメラの中でもスタンダードモデルであるα7シリーズの4代目となる機種。センサーとEVFの解像度向上やAF機能の性能アップなど旧モデルから着実にアップグレードしていますが、ソニー史上初などの尖った新機能はありません。
α7Ⅲを使用していて動画撮影に力入れたいユーザーには買い替え推奨。
α7RⅣやα7SⅢなどのユーザーは買い替える必要なしといった感じのスペックです。
α1など上位モデルの良さが詰まったスペック
α7Ⅳの特徴的なスペックは以下のとおりです。
・約3300万画素の新型CMOSセンサー
・369万ドットの高解像度EVF
・画像処理エンジンはα1と同じ「BIONZ XR」
・高速連続撮影は秒間10コマ/秒
・5.5段分の手振れ補正
・常用ISO感度は50~204800
・被写体認識AFが大幅進化し、α7Ⅲから約30%向上
・人、動物、鳥の瞳を追従するAF機能
・露出補正ダイヤルの印字が無くなり、機能を割り当て可能
・動画撮影モード7Kオーバーサンプリングで4K30P録画が可能
・バリアングル式背面モニター搭載
・推奨価格は2499ドル(日本円で約25~30万円)
・2021年12月下旬発売予定
α1やα7SⅢなどの上位モデルに匹敵する性能が詰まったような、写真から動画撮影まであらゆる面においてα7Ⅲから正統進化しているのがα7Ⅳです。とはいえ、単純にスペックが良くなったばかりではなく、背面モニターがバリアングル式になったり、露出補正ダイヤルから印字が無くなって機能を割り当て可能になるなど、操作性でも様々な変更点が見受けられます。
海外向けの推奨価格が2499ドルとのことなので日本円にして約25~30万円。これまでのα7無印シリーズにしては高めですが、搭載されるスペックを考慮すると妥当な価格設定です。写真と動画のどちらもバランス良く力を入れたいとユーザーにはオススメできるカメラです。
しかしながら、日本国内での発売は検討中とSONY公式からアナウンスされています。
いつになるのか分かりませんので、まずは海外のレビューなどを参考にしながら気長に待ちましょう。
※国内発売は2021年12月17日に決定しました。
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