インスタグラムなどのSNSの普及により、写真を撮る人が増えたことでカメラに興味を持つ人も増えてきたように思えます。
しかし、今まで主流だったデジタル一眼レフカメラのシェア率は反比例するかのように下がってきていて、キヤノンやニコンなどのデジタル一眼レフカメラのトップシェアを走るメーカーでさえも売り上げが落ち込んできているのです。
スマホカメラの成長
その背景には、スマホカメラの性能が上がってきていることが挙げられます。
撮ってすぐSNSにアップできる手軽さやアプリを使って加工できるのもスマホならではのメリットです。
そんなデジタルカメラへの逆風が吹き荒れる中、いま地道にシェアをのばしているのがミラーレスカメラです。
ソニーが市場をリード
特にフルサイズミラーレスカメラの7月の伸び率は、170.4%と一眼レフカメラを合わせても驚異的な数字でした。
これは現在、フルサイズミラーレスカメラのシェア率をほぼ独占しているソニーが、一眼レフカメラよりも安価ながら性能ではほとんど変わらない製品を発売していることが理由です。一眼レフカメラユーザーでも他社から乗り換える人が多いことや、初めて買う人でも比較的手の届きやすいラインナップを揃えているのもシェアが伸びている要因です。
いわゆるαシリーズは撮影スタイルに合わせた3種のフルサイズミラーレスカメラがあるので、ユーザーの要望にソニーの戦略が見事に当てはまったということですね。
今後の展開
今後の展開としては、ニコンが8月中に新マウントを採用したフルサイズミラーレスカメラの発表を予定しています。
【スペシャルサイト・新ムービー「BODY」!】
長年に渡り、カメラを追求してきたニコン。妥協のない、モノづくりの姿勢は、新たなシステムにも受け継がれます。スペシャルサイトこちら→ https://t.co/Lz1nnmNyl8 #ニコン #Nikon #ニッコール #NIKKOR pic.twitter.com/lyv9brrCsf
— ニコンちゃん (@nikon_chan) 2018年8月10日
一方のキヤノンも9月中には何らかの動きがあると噂されているので、数ヵ月以内にミラーレスカメラ市場はさらに盛り上がっていくことが予想できます。ソニーが独り勝ちの状態を守るのか、キヤノンとニコンが本家のプライドを取り戻しに来るのかに注目です。
カメラ市場は今後、フルサイズミラーレスカメラが中心となっていくことが予想されますので、各メーカーの新製品を要チェックです。