EOS R3に関する追加情報がキヤノン公式サイトにて6月2日付けで公開されました。
今回の追加発表でも価格や有効画素数については明らかになっていませんが、AF機能や動画性能、操作性などは具体的になったスペックが多く、性能の高さに期待できるものばかりとなっています。
前回までのEOS R3に関する情報はこちら⇒「EOS R3の開発発表と有効画素数・価格に関する予想」
6月2日更新の追加スペック情報
6月2日に追加公開されたEOS R3のスペック情報は以下のとおりです。
撮影・AF機能
・RAW撮影時も最高約30コマ/秒の高速連続撮影
・電子シャッターにおける静止画の歪みを大幅低減
・AF低輝度限界EV-7.0以上
・レンズ内光学式手ブレ補正機構とボディ内手ブレ補正機構との協調制御による約8.0段の手ブレ補正効果
・人物の頭部・瞳の検出機能の向上
・人物・動物に加えてモータースポーツ(車・バイク)の認識可能
・電子シャッター時でもストロボ撮影可能
・CFexpress・SDカードに対応
動画性能
・4K Canon Log 3に対応
・4K オーバーサンプリングの実現
・RAW動画内部記録
・動画撮影中に人物・動物・モータースポーツの被写体追尾が可能
信頼性・操作性
・ボディにマグネシウム合金を採用
・マルチコントローラー、スマートコントローラーを採用
・3つの電子ダイヤル
・バリアングルモニター
ネットワーク関連
・有線LAN、5GHz無線搭載(11ac相当)
・バッテリーパックLP-E19を採用
・データ通信や電源供給が可能な新アクセサリーシュー搭載
バリアングルモニターに対する評価
前回話題になった視線入力の搭載に匹敵するくらい気になったのがバリアングルモニターが採用されたことです。
これまであった縦位置グリップ一体型カメラ=固定式モニターというイメージがEOS R3によって大きく変わりました。
バリアングルモニターはEOS R5などこれまで発売されたRシステムのカメラにも採用されていて、ローアングルなどの様々な条件下での撮影がしやすく動画撮影でも役立ちます。
一方、バリアングルモニターには堅牢性を指摘する意見もあるかもしれません。しかしながら、実際にはしっかりとした作りなのでそこまで心配する必要は無く、撮影時以外は反転させておくことで液晶モニターを保護することも出来るメリットがあります。
少なくとも、今まで使ってきたなかでバリアングルモニターが故障したことは無かったです。
実際のところ、一般ユーザーからはどのような評価なのかが気になりますね。
EOS R3にバリアングルモニターが採用されるのは?
— 黒原 トシキ(Toshiki Kurohara) (@kate2450d6) June 2, 2021
価格と画素数はまだ秘密
具体的な情報が沢山明らかになったEOS R3ですが、多くのユーザーが気になる価格と画素数に関しては未だ明らかになっていません。
価格についてはプロフェッショナルモデルの「EOS-1D X MarkⅢ」を下回り、約65万円前後になると噂されていますが、果たしてどうなるでしょうか。
東京オリンピックまでには更なる情報公開があるかもしれませんので、もうしばらく続報を待ってみましょう。