キヤノンのフルサイズミラーレスカメラ「EOS R3」のセンサーが有効画素数約2400万画素であることが確認されたとの噂を聞くようになりました。
開発発表された段階では高画素化されるかもしれないと期待もしていましたが、操作性とスペックともに一眼レフカメラのフラグシップモデルである「EOS 1D X Mark Ⅲ」に近い仕様になりそうです。
有効画素数が低いメリットとしては、高感度耐性が強い、データ容量が大きくなり過ぎないなどが挙げられます。
他機種との有効画素数の比較
有効画素数約2400万画素とは現在のラインナップ機種たちと比較してどの程度の数字なのでしょうか。
参考までにキヤノンや他メーカーの機種との有効画素数を比較表としてまとめてみました。
メーカー | 機種名 | 有効画素数 |
---|---|---|
Canon | EOS R3(予想) | 約2400万画素 |
EOS R5 | 約4500万画素 | |
EOS R6 | 約2010万画素 | |
EOS 1D X Mark Ⅲ | 約2010万画素 | |
EOS R | 約3030万画素 | |
SONY | α1 | 約5010万画素 |
α9 Ⅱ | 約2420万画素 | |
α7R Ⅳ | 約6100万画素 | |
Nikon | D6 | 約2082万画素 |
Z 7Ⅱ | 約4575万画素 | |
Z 6Ⅱ | 約2450万画素 |
キヤノンのカメラではEOS 1D X MarkⅢやEOS R6に近い有効画素数ですが、EOS R3には自社開発した裏面照射積層型CMOSセンサーが搭載される予定なのでこれまでと異なる性能になることが期待されます。
他メーカーのカメラと比較してみると、ライバルになりそうなのはソニーの高速連写性能に特化した機種であるα9 Ⅱ。α9 Ⅱは縦位置グリップ一体型カメラではないので想定されるユーザーやニーズが異なってくるかもしれませんが、スペック的には比較対象とされる部分が多くなりそうです。
EOS R3が高画素モデルにならないと分かったことで、今後登場することが噂されているEOS R1は高画素モデルになる可能性が高まってきました。キヤノンはEOS R3がフラグシップモデルであることを否定しているので、今後登場する新たなフラグシップモデルがどのような機種になるのか、EOS R3とどのように差別化するのかにも注目したいところです。
東京オリンピックでのテスト撮影も報告されているので正式発表されるまでもうすぐかもしれません。
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