2in1型ノートパソコンとして注目を集めているマイクロソフト社の「Surface Pro」と「Surface Go」。
使用方法はほとんど違いの無い2つのデバイスですが、大きさや価格などのスペック面は全く違います。
今回はこの2つそれぞれの特徴に注目しながら、どちらを買うべきかについて比較してまとめていきます。
機能性はProが勝る
今回比較するのは「Surface Pro」シリーズの最新機種「Surface Pro6」と「Surface Go」です。
「Surface Pro6」は10月16日に発売したばかりで、「Surface Go」についても8月に発売されたばかりです。
主なスペックは以下のとおり。
主な仕様 | Surface Go | Surface Pro6 |
---|---|---|
ネット接続タイプ | Wi-Fiモデル | Wi-Fiモデル |
OS種類 | Windows10 | Windows10 |
CPU | Pentium Gold 4415Y 1.6GHz | 第8世代インテルi5,i7 |
メモリ | 4GB/8GB | 8GB/16GB |
記憶容量 | 64GB/128GB | 128GB/256GB/512GB/1TB |
バッテリー性能 | ビデオ再生:9時間 | ビデオ再生:13.5時間 |
画面サイズ | 10インチ | 12.3インチ |
重量 | 522g | i5:770g/i7:784g |
外部端子 | USB-C×1 ヘッドセットジャック MicroSDカードリーダー Mini Display Port | 3.0USBポート×1 ヘッドセットジャック MicroSDカードリーダー Mini Display Port |
カラー | シルバーのみ | プラチナ/ブラック |
価格 | 69,984円/89,424円(税込) | 129,384円~290,304円(税込) |
ご覧のとおり、CPUやバッテリー性能、外部端子などの機能面は「Surface Pro6」のほうが「Surface Go」を上回っています。
バッテリー性能や処理能力でいえば「Surface Go」は画像のレタッチや動画編集には向きません。
また、外部端子は「Surface Go」についてはUSB-Cになるので、通常のUSBを使って画像を取り込みたいという人には不便になってしまいます。これらは構成ごとの違いではなく基本的なスペックの違いなので、記憶容量や価格で比較検討する前に前提として知っておきたいところです。
ちなみに、記憶容量に関しても最小値を比較すると「Surface Pro6」のほうが倍以上の余裕があることが分かります。
メインPCとしての使用するのであれば記憶容量は256GB以上でないと厳しいので、自宅で使用する機会が多い人には「Surface Pro6」のほうがおすすめです。
携帯性を求めるならGo
すでに扱っているノートパソコンがあって、外出先でのブラウジングや簡単な資料作成が目的であれば「Surface Go」のほうがおすすめです。レビューはこちら⇒『【1番人気】携帯性トップのSurface Goをレビュー』
重量の差は約250gと僅かですが、実際に持ってみると「Surface Go」の軽さには驚かされます。画面サイズも10インチとノートパソコンとしては今までにない小ささで、ショルダーバッグなどに入れての持ち運びもできるので様々なシーンでの使用が可能となります。
どちらについても別売りのタイプカバーを付けることでノートパソコンとして使用できますが、タブレットとして使用するのであれば「Surface Go」のほうが片手で持つのが楽でもあります。
また、価格についても「Surface Go」のほうが安価になるので、予算的な意味でも「Surface Go」は手軽になります。
2機種比較のまとめ
「Surface Pro」と「Surface Go」の比較についてまとめてきました。
色々と比較してきましたが、結論を言えば、メインPCとして自宅でもハードに使いたいなら「Surface Pro」を、サブ機としてどこにでも持ち歩きたいという人には「Surface Go」がおすすめになります。今回発売される「Surface Pro6」は新色のブラックがあるので、短期的にはそちらが人気になるかもしれません。
なお、どちらも別売りのタイプカバーが無いとキーボード入力ができないので、ノートパソコンとしての使用するならタイプカバーも合わせて買うのが前提となるのでお忘れなく。