ブログ記事のリライト方法|SEO対策と検索上位表示させるコツ

この記事では、SEO対策としてブログ記事を検索上位表示させるためのリライト方法についてまとめています。

公開したブログ記事が検索上位にならなかったり、全くアクセス数が増えない時にはリライトを試してみるのがオススメです。

しかし、リライトにはメリット以外にも注意しなければならないことがあるので、間違った方法でおこなってしまうと逆効果になってしまうリスクがあります。

そこで今回はブログ初心者でも高確率で検索順位を上げて収益やアクセス数アップの可能性を高めることが出来る正しいリライト方法として、リライトすべき記事の特徴や手順についてをご紹介していきます。

ブログにおけるリライトとは

リライトの本来の意味は、書き直すや書き換えることなどを意味します。

ウェブライターの案件では元の文章を書き換えて別の文章のように作り上げるリライトとしての仕事があったりします。

しかし、ブログやSEO対策におけるリライトとは、単なる書き直しや書き換えを意味することではありません。

ブログ記事におけるリライトとは、現在の状態よりもより良いコンテンツとして改善することと定義しますので、最後まで忘れずに覚えておいてください。

ブログにおけるリライトとは、良質なコンテンツへの改善手段

リライトするメリット

公開後のブログ記事をリライトするメリットは大きく挙げると4つに分けられます。

・情報量の増加

・検索順位、収益、アクセス数の改善

・最新情報への更新

・検索エンジンのアップデートへの対応

リライトはユーザーや検索エンジンから再評価してもらうきっかけであり、SEO対策として検索順位や収益率、アクセス数を改善させる可能性をグッと高めることが出来ます。

公開済み記事でも最新の情報や補足などがある場合には追記することで情報の新鮮さのアピールや情報量の増加にもなり、良好なコンテンツとして信頼度アップにつながります。

また、定期的に発生する検索エンジンのアップデートの影響を受けて検索順位が下がってしまった時の対処手段の1つとしてもリライトは有効です。

アップデート後に検索順位やアクセス数が徐々に減っている場合には、最新の検索エンジンに対応出来るような記事にリライトし、アップデートの影響を最小限に抑えるようにしましょう。

リライトする際の注意点

ブログ記事におけるリライトの注意点

メリットが多いリライトですが、おこなう上で注意しておきたいことがいくつかあります。

・順位を下げるリスク有り

・記事構成の破綻リスク有り

既に検索順位で上位をキープしているような記事をリライトする場合、検索流入を獲得しているキーワードを削除してしまうと順位を下げてしまう可能性があります。これは本来のリライトの目的とは全くの逆効果です。

どんなに大掛かりなリライトになるとしても、選定したキーワードを安易に変更や削除するのは避けるようにしましょう。(一部例外も有りますが、詳しくは次の項目で説明します。)

 

また、記事全体を大きく見直すようなリライトは記事構成が破綻してめちゃくちゃにならないよう注意しなければなりません。

特に検索順位が10位以内に入っているような記事は軽微なリライトに留めておくほうがリスクも少なくなるので覚えておきましょう。

リライトすべき記事の特徴

結論から言うと、リライトは必要であるなら全ての記事でおこなうべきです。

しかし、ここではリライトの効果がより大きく発揮される可能性が高い記事の特徴を挙げておきます。

・検索順位、収益、アクセス数が落ちてきた記事

・検索順位、収益、アクセス数が全く伸びてない記事

リライト作業のフィードバックを確実に得たい人や短期間で結果を出したい人は検索順位、収益、アクセス数が以前よりも落ちてきた記事を優先的にリライトするべきです。

これらが落ちてくるのは自分よりも評価の高い競合サイトが現れたことや検索ニーズ自体の減少、検索エンジンのアップデートにより評価が下がるなど様々な要因が考えられます。

よくある例としては最新情報を載せている競合サイトの登場です。

もしも自分の記事で古い情報しか載せておらず競合サイトで最新情報を載せているなら、読者にとってどちらが有益になるのかは明白です。

元々ある程度の検索順位やアクセス数が見込めていた記事は基本的なSEO対策が出来ているはずなので、情報の更新や追記などのリライトをするだけで元の状態を取り戻す可能性が高いといえます。

 

次に優先してリライトすべきなのは、公開からしばらく時間が経過しても全く検索順位が上がっていない記事やアクセス数が全く見込めないような記事です。

具体的には狙ったキーワードでの検索順位が50位以下であったり、月間のアクセス数が1か0などの記事を指します。

これらの記事へのリライトは改悪のリスクよりも改善への期待のほうが大きくなるため、検索表示を狙うキーワード候補の変更や記事構成を大きく変えるなど大胆な手法を取ることも考えるべきです。

リライトの注意点で選定キーワードは出来る限り変更しないようにと述べましたが、狙っていなかったキーワードからの流入がある場合などは、むしろ積極的に選定キーワードの見直しをおこなってください。

補足:リライトしてはいけない記事

基本的に全ての記事でリライトをおこなうべきとはいえ、ブログ記事にはリライトしてはいけない記事が存在します。

ブログ初心者が手を出してしまいがちなリライトを避けるべき記事とは、以下のような記事です。

・検索順位、収益、アクセス数が伸びている記事

・一定以上の結果を出している記事

・公開したばかりの記事

検索順位や収益、アクセス数などが伸びている記事や既に上位表示されていて収益発生や流入が見込める記事などはリライトをおこなうことで改悪されるリスクが非常に高いです。

いま検索順位で2位だけれど少しリライトすれば1位になるんじゃないか、といった気持ちもよく分かりますが、個人的にはオススメしません。

1位を取れない要因は記事の内容以外にも色々な要素が考えられます。致命的な誤記や情報の抜け落ちなどがない限りは出来るだけリライトしないようにしてください。

 

また、公開したばかりの記事はインデックスされる前であったり、検索エンジンから適正な評価を受けている途中の可能性があります。少なくとも2,3ヶ月程度は様子を見てみて、それでも結果が出てこないようであればリライトを検討してみましょう。

効率的なリライト方法の手順と流れ

ブログのリライトに関する正しい方法イメージ

自分のブログの中でリライトが必要な記事が絞れてきたら、次は実際におこなう手順と流れを確認しましょう。

効率的なリライト方法としては以下のような手順になります。

ステップ①記事の現状把握と選定(ステータス確認)

ステップ②競合サイト、検索ニーズの再定義と分析

ステップ③再編集作業(リライト)

ステップ④全体構成の確認

ステップ⑤記事更新と経過確認

ステップ①記事の現状把握と選定(ステータス確認)

まずリライトする前提として、ブログ記事がどの程度のステータスなのか(検索順位、収益率、クリック率、アクセス数など)を把握するところから始めます。

具体的にはグーグルサーチコンソールを用います。検索パフォーマンスでクリック数、表示回数、クリック率、平均掲載順位、クエリなどを確認してみてください。

結果やグラフなどから下降気味や停滞気味になっている記事を見つけることが出来たら、リライトする対象として次のステップに進みます。

ステップ②競合サイト、検索ニーズの再定義と分析

リライトすべき記事の候補が決まった場合、次は競合サイトや検索ニーズの再定義と分析です。

これはパッと見た感じだと記事を一から作成する時と同じに思えますが、違うのは自分のコンテンツも既に出来上がって存在していることです。

選定キーワードの検索結果で上位表示されている競合サイトと自分の記事のどこが違うのかや共通していることなどを比較しながら分析しましょう。

合わせて自分が選定したキーワードが本当に検索ニーズを見込めるものなのかも再度チェックしてください。もしもグーグルサーチコンソールの結果から当初選定したキーワードよりも検索ニーズが見込めるものが見つかった場合や微妙な表現の変更で済むなら、選定キーワード自体を再定義し、リライトで変えるのもアリかもしれません。

ステップ③再編集作業(リライト)

ステップ②の再定義と分析によってリライトの方向性が大まかに決まってきたら、実際の再編集作業に入ります。

ここではリライトするうえで特に見直すべきことを項目別に解説していきます。

本文

本文は遠回しな言い方や分かりにくい説明ではないか、キーワードの数が適切かなどに注目してリライトしていきます。

・文章の修正と追記

・最新情報への更新

・イラストや写真などの追加

・内部リンクの貼り付け

・アフィリエイトや広告の数や位置

読者(ユーザー)対策としては文章と情報の修正・追記をおこなうと同時に、最新情報への更新していきます。

イラストや写真などを使用することも内容を分かりやすくし、ブログ記事全体のクオリティを高めるコツの1つです。

直帰率やアクセス数の改善を狙うなら内部リンクの貼り付けをおこないます。収益率を上げるなら広告関係の数や位置などを見直すようにしてください。

・文章表現の適切さ

・オリジナルティのある情報

・選定キーワードの数と修正

SEO対策では基本どおり、遠回しな説明や曖昧な表現を修正し、オリジナルティのある情報を追加していくことになります。

ここで最も重要なのは選定キーワードの数と修正です。こちらも基本どおり、多すぎず少なすぎずを意識しながら配置していきます。

色々な意見がありますが、個人的には選定キーワードの数は本文全体に対して5%程度になるよう調整して書くのがオススメです。

タイトル

タイトルはブログ記事の顔とも呼ぶことができるくらい重要なものです。

見直すべきポイントは以下のとおりです。

・選定キーワードと検索キーワードの統一

・注目を集める表現ができているか

・文字数は適切か

SEO対策を学んだ人なら記事公開時点で既にキーワードを入れていることかと思います。

ここで見直すべきなのは、選定したキーワードと実際に検索されて流入が発生しているキーワードが一致しているかどうかです。

もしも選定したキーワードではなく、他のキーワードでの検索流入が起きているのであればキーワードを考え直す必要があります。ステップ②でも解説しましたが、グーグルサーチコンソールで確認できますのでチェックしましょう。

 

ちなみに、適切なタイトル文字数については検索結果に表示される範囲に留めておくことが重要です。

色々な意見がありますが、パソコンで表示できるタイトル文字数は28~32文字、スマートフォンで表示できるのは32~100文字程度と言われています。

個人的にはどちらの読者にも分かりやすいよう32~40文字程度にするのがオススメです。

ディスクリプション

ディスクリプションはクリック率を上げるのに有効な要素です。

読者に興味を持ってもらうためにはディスクリプションだけでどのような記事なのかが伝わるよう、記事内容を簡潔にまとめている必要があります。

・記事内容を端的に説明できているか

・キーワードの使用

検索順位が高く表示回数も多いはずなのにアクセス数が伸びない記事は特にディスクリプションのリライトが必要になってきます。

SEO対策の基本同様、選定キーワードも最低1回は含めるようにしましょう。

クリック率の上げ方については別記事でもまとめているので興味のある人は参考にどうぞ⇒『【SEO対策】クリック率を1週間で上げるブログ記事作成方法

ステップ④全体構成の確認

本文、タイトルやディスクリプションのリライトが完了した後は最終チェックとして記事全体の構成を確認します。

・説明の順序

・見出しの使い方が適切か

・構成が破綻していないか

ほとんどのリライトが軽微なものになるかと思うので基本的にはザッと記事全体の構成を確認するだけで完了です。

もしも内容を大きく変更した場合は、見出しの使い方や説明順序が不自然になっていないかをしっかりと確認してください。

 

全てのリライトで必ずおこなうべきなのは、プレビュー表示での最終チェックです。

編集画面では見落としていたことが実際の公開状態であるプレビュー表示で発見できることも多いので、記事更新前には必ずおこなうようにしましょう。

ステップ⑤記事更新と経過確認

記事全体の最終確認が済んだ後はいよいよ記事更新です。

記事更新後、リライトの効果は早ければ翌日から出ることもありますが、基本的に1ヶ月単位で状況と経過を確認していきます。

経過確認はグーグルサーチコンソールの検索パフォーマンスのチェックと検索エンジンの検索結果で行います。リライトする前と比較して検索順位、収益やアクセス数が伸びていれば無事に成功です。

もしもすぐに改善されなくても心配することはありません。あくまでリライトはコンテンツの質を高める手段の1つであり、上位表示させるためのコツとして有効な行為です。

検索エンジンからの評価を決定するのは様々な要因が考えられ、時間の経過とともに徐々に検索順位などが上がってくるパターンもありますので焦らず気長に待ちましょう。

ブログ記事のリライト方法に関するまとめ

ブログは記事公開後も修正可能なのが大きなメリットですので、定期的にリライトしないのは非常にもったいないです。

確実に言えることは、ブログを上位表示させるためのSEO対策としてリライトは欠かせない行為だということ。

読者にとって最良のコンテンツを作り上げることにも繋がるので、ブログ運営で悩んでいる人は今回のリライト方法と手順をぜひ試してみてください。