この記事ではSurface Laptop Studioのスペックについてまとめています。
マイクロソフトのsurfaceで新たなシリーズとして登場した「Surface Laptop Studio」が日本でも発売開始されました。これまでにない新たな特殊構造で個性的なデバイスなので気になっている人も多いのではないでしょうか。
今回はいま注目される「Surface Laptop Studio」の詳細スペックを確認しながら感じた欠点と評価について解説していきます。
詳細スペック
Surface Laptop Studioの詳細スペックは以下のとおりです。
主な仕様 | Surface Laptop Studio | Surface Book3 |
---|---|---|
画面サイズ | 14.4インチ | 15インチ |
本体サイズ | 323.28mm×232.32mm×18.94mm | 343mm×251mm×15~23mm |
CPU | クアッドコア インテル® Core™ 第 11世代i5,i7 | クアッドコア インテル® Core™ 第 10世代i7 |
メモリ | 16GB/32GB | 16GB/32GB |
記憶容量 | 256GB/512GB/1TB/2TB | 256GB/512GB/1TB |
バッテリー性能 | Core i5:19時間 Core i7:18時間 | 17.5時間 |
重量 | i5:1,742.9g i7:1,820.2g | 1,905g |
外部接続端子 | USB-C×2 ヘッドホンジャック Surface Connect端子×1 | USB3.0×2 USB-C×1 ヘッドホンジャック Surface Connect端子×2 フルサイズ SDXC カードリーダー |
カラー | プラチナ | プラチナ |
Surfaceシリーズの中でのSurface Laptop Studioの立ち位置はノートパソコン型デバイスのハイエンドモデルになります。
以前までハイエンドモデルだったSurface Book 3の実質的な後継機と捉えることができ、ディスプレイサイズが14.4型とやや大きくなっているのが特徴です。
Surface Bookシリーズではキーボードとディスプレイが取り外し可能な分離型でしたが、Surface Laptop Studioではディスプレイを折り畳むことでラップトップやタブレットなど様々な用途で扱えるこれまでになかった特殊な構造になっています。
変形構造としてはラップトップモード、ステージモード、スタジオモードの3種類のポジションで使い分けることになります。
最小構成はインテル Core i5/16GB/256GBで206,580円(税込み)から購入が可能。クリエイター向けの最上位モデルではよりハイスペックな仕様も選ぶことができます。
Surface Laptop Studioの欠点
新しい構造や高性能が魅力的なSurface Laptop Studioですが、考えられる欠点は大きく分けて2つです。
外部インターフェースが少ない
1つ目は外部インターフェースが少ないことです。
2つのUSB-Cのみでは十分とは言えず、Surface ドックなど別売りの製品を併用しなければならない使いにくさがあります。
特にSurface Bookシリーズで搭載されていたSDカードスロットが搭載されていないのは写真や動画を編集するクリエイターにとって残念な点です。
クリエイター向けモデルとして開発されているのなら、外部インターフェースはもっと優先するべきだったと言わざるを得ません。
コストパフォーマンスが悪い
2つ目はコストパフォーマンスの悪さです。
これは単純に価格が高いことに加えて性能面で特化した部分が無いことが影響しています。
Surface Laptop Studioは様々な用途で使えるハイスペックモデルであることに間違いありませんが、様々な要素を詰め込んだことで特筆すべき点が見当たらず、各機能が他のデバイスよりも優れているかと聞かれたら答えはノーです。
例えば、ゲーミング用デバイスとしてならゲーミングPCのほうがより性能が高い製品をより安く手に入れることが出来るので、コストパフォーマンスではSurface Laptop Studioが不利になります。
1台で全てを完結させたいユーザーにとっては魅力的なデバイスですが、ブラウジングやブログなどを目的としてクリエイティブな作業を行わないユーザーがコストパフォーマンスを優先するなら、Surface Laptop 4の上位モデルを選ぶのがオススメです。
Surface Laptop Studioに関するまとめ
Surface Laptop Studioはあらゆる用途を想定した独特な設計でこれまでのノートパソコンとは全く異なる個性を持ったデバイスです。
あくまでノートパソコンとして使うことを想定した製品なので、ステージモードやスタジオモードでのタブレットとしての使用はおまけ程度に考えておいたほうが良さそうです。
バッテリー性能もWindows機の中ではそこそこ長持ちするほうなので、写真現像や動画編集など高負荷作業をメインに行うユーザーにとっては検討の価値ありだといえます。
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