マイクロソフトのタブレット型PC『Surface Go 2』のスペックと旧モデルとの比較についてのまとめです。
新たに発売発表された『Surface Go 2』は、マイクロソフトのタブレット型PCのなかでも最も小型で携帯性の良さが特徴の『Surface Go』シリーズの2代目。小型タブレットとしての人気が高く、出張や旅行用や在宅ワーク時のオンライン会議用としてもオススメできる製品です。
今回は旧モデルから進化したスペックの詳細やオススメのモデルについてを詳しく解説していきます。
Surface Go 2の詳細スペックと比較
Surface Go 2と旧モデルのスペックの比較表は以下のとおりです。
主な仕様 | Surface Go 2 | Surface Go |
---|---|---|
ネット接続タイプ | Wi-Fi/LTE | Wi-Fi/LTE |
OS種類 | Windows10 | Windows10 |
CPU | Pentium Processor Gold 4425Y 第8世代 Intel Core m3 | Pentium Processor Gold 4415Y |
メモリ | 4GB/8GB | 4GB/8GB |
記憶容量 | 64GB/128GB | 64GB/128GB |
バッテリー性能 | ビデオ再生:10時間 | ビデオ再生:9時間 |
画面サイズ | 10.5インチ | 10インチ |
本体サイズ | 245mm×175mm8.3mm | 245mm×175mm8.3mm |
重量 | 544g/553g(LTE) | 522g/532g(LTE) |
外部接続端子 | USB-C×1 ヘッドフォンジャック MicroSD | USB-C×1 ヘッドフォンジャック MicroSD |
カラー | シルバー | シルバー |
価格(一般向け) | 59,800円~97,800円(税抜) | 53,800円~85,800円(税抜) |
外観デザインやメモリ容量などに大幅な変更点はありません。メモリは4GBと8GBの2種類。ストレージは64GBと128GBの2種類から選ぶことができます。
画面サイズが10.5インチと若干大きくなりましたが、本体サイズはそのまま。Surface Goの長所である携帯性はこれまでどおり。これはディスプレイのベゼル部分が細くなったことが理由です。
旧モデルからの変更点と違い
2代目となったSurface Go 2はモデルチェンジしたことで旧モデルから何が変わったのか。
主な変更点は以下のとおりです。
新たに搭載されたCPU
旧モデルのCPUは「Pentium Processor Gold 4415Y」のみ採用されていました。今回発売される『Surface Go 2』には「Pentium Processor Gold 4425Y」と「第8世代 Intel Core m3」の2種類のCPUが採用されたことで、選択の幅が広がったといえます。
特に、新しく採用された「第8世代 Intel Core m3」は処理速度等のパフォーマンスが旧モデルよりもグレードアップし、不満点として挙げられていた処理能力不足を補うことが期待されます。
バッテリー性能は最大10時間
バッテリー性能は旧モデルから1時間伸びて最大10時間。実際の使用では6~8時間程度になることが予測されます。
これはライバル機種となるアップルのiPadシリーズ等と比較してしまうと頼りなく感じてしまうので、長時間の作業や動画編集などには不向きといえます。ブラウジングやスキマ時間を利用した作業などを想定しているかどうかで評価が分かれるかもしれません。
Surface Goシリーズをより長時間使用したいのであれば『省エネモード』を上手く活用する必要があります。
購入するならLTEモデルがオススメ
実際にSurface Go 2を購入するならLTEモデルをオススメします。
その理由はCPUに「第8世代 Intel Core m3」を採用しているのがLTEモデルのみであることと、Wi-Fiモデルを選ぶなら旧モデルのほうが価格的にお得といえるからです。
以上の理由から、Wi-Fiモデルだけを比較すると旧モデルである『Surface Go』とのスペックの差を感じられない可能性が高くなりますので注意してください。旧モデルから買い替える必要性も低いといえるでしょう。
もしもWi-Fiモデルを購入するなら、記憶容量は64GBではなく128GBを選ぶようにしましょう。詳しくは『Surface Go|2つのモデルを比較して分かるオススメの選び方』で解説しているので参考にしてください。
Surface Go 2のスペックと新旧比較まとめ
マイクロソフトの小型タブレット端末『Surface Go 2』のスペックと前モデルとの比較に関する評価についてまとめてきました。
旧モデルを使用しているユーザーとしてはバッテリー性能や処理能力が劇的に改善されることを期待していましたが、残念ながら今回は期待通りのモデルチェンジとはなりませんでした。『【ユーザー目線】Surface Goの後継機に期待したいことや発売時期考察まとめ』
とはいえ、新たに採用された「第8世代 Intel Core m3」のLTEモデルはスペック的に上位モデルである『Surface Pro』シリーズに近づいたともいえ、小型タブレットとしては他の製品よりも一歩リードしたようにも見えます。
タブレットPCの中ではトップクラスの小ささを誇るSurface Go 2は別売りのタイプカバーと組み合わせることで、ノートパソコン代わりとしても使用することが可能になります。
携帯性と価格、処理能力のどれもまとめて手に入れたいという人は『Surface Go 2』を選んでみる価値があるかもしれません。