副業として注目が集まっているストックフォト。
今回はストックフォトで売れる風景写真の撮影までのアプローチと撮影方法についてご紹介します。
この記事では風景写真で最も重要となる撮影地や機材の選び方から撮影現場で意識するべきこと、撮影後にするべきことまでストックフォトに必要な作業を一通りまとめています。
「風景写真メインでストックフォトに取り組みたい」
「撮影から販売までの流れが分からない」「撮影地や機材の選び方が分からない」
そんなお悩みを持つ人の役に立つよう、僕が普段から行っている風景写真撮影のアプローチ方法を教えますのでぜひ参考にしてください。
風景写真を売るためのアプローチ
ストックフォト用の風景写真を撮影してから販売するまでのアプローチは4つの手順でおこなわれます。
- 撮影準備
- 撮影直前
- 撮影中
- 撮影後
この分割した4つのアプローチにはそれぞれやるべきことがあるので、詳しくは手順ごとに分けて説明していきます。
撮影準備
撮影準備では主にマーケティング、企画、撮影地の選定、撮影スケジュールなどをおこないます。
・マーケティング、企画
・撮影地の選定
・撮影スケジュールの調整
マーケティングと企画ではどんな撮影地や風景に人気や需要があるのかをリサーチすることから始まります。
例えば、テレビやSNSなどのメディアで話題になっている建物や場所。季節ごとに見頃を迎える花の時期などを事前に調べておくことも必要になります。マーケティングでリサーチしたら具体的な撮影地の選定、スケジュールの調整をおこないます。
スケジュールの調整で最も気にするべきことは天気予報です。
青空を撮るなら晴れるかだけではなく、雲の量はどれくらいか、快晴になるのかまで気にするようにしましょう。
撮影直前
撮影地とスケジュールが決まったら、撮影に向けたカメラボディやレンズなどの機材選び、撮影に必要な道具の準備をします。
僕が普段使用しているのはフルサイズ一眼レフカメラ「キヤノン EOS 6DMarkⅡ」です。
最近ではフルサイズミラーレスカメラなども発売しているので、自分が使いやすいカメラを選んで問題ありません。
ストックフォトにオススメのカメラボディは別記事でご紹介していますのでこちらを参考に⇊。
【超基本】ストックフォトを副業・本業にしたい人向けカメラの選び方
風景写真では三脚があると便利ですが、移動がしづらくなるというデメリットもありますので、実際に使用するかは現場の状況を判断して考えましょう。
また、急に予報が変わって狙った写真が撮れなくなるというケースもありますので、最終的な天気予報のチェックはギリギリまでおこなうようにします。
撮影中
撮影現場で意識することは様々な構図や画角で出来るだけ多くのシャッターを切ること。
ストックフォトでは構図に正解がありません。
購入者が利用する用途によってどんな構図の写真を求めるかによって需要が変わるので、立ち位置や画角の異なるレンズで構図を変えながら多くの写真を残すことをオススメします。
同じ構図でも時間帯や天気で写真の雰囲気を変えることができるので、とにかく写真の種類を増やしていきましょう。
撮影後
撮影後は撮った写真の中からストックフォトで販売するものを選んでサイトからアップロードすることになります。
多くの場合、アップロード前にはレタッチや現像作業が必要になるはずです。
現像作業では水平が取れているか、ごみや余計なモノが写っていないかを確認しながら明るさや彩度を調整していきましょう。
どのような写真に仕上げるかは人それぞれですが、売れやすい写真には共通点がありますので、詳しくはストックフォトで売れる風景写真の考え方と3つの共通点で確認してください。撮影枚数が多くなるほど現像作業は長期化してしまうので、1枚に費やす時間は少ないほうが効率的です。
レタッチや修正作業の負担をできるだけ少なくするためには、現場で注意しながら撮影することが大切になります。
ストックフォトで風景写真を売る方法のまとめ
ストックフォトで売れる風景写真アプローチと撮影方法についてまとめてきました。
今回は撮影準備から撮影後までの流れをご紹介し、撮影技術についてはあえて触れませんでした。撮影や現像の技術はストックフォトを継続していれば後から付いてくるものだからです。
これからストックフォトを始めてみたい人や既に取り組んでいて売上が伸び悩んでいる人は、技術よりもまずマーケティングや企画の段階からしっかり準備をして撮影に挑むようにすることが売上アップへの近道になります。
ぜひこれらのことを頭に入れながらストックフォトへ向けた風景写真撮影に取り組んでみてください。