ニコンが新Zマウント対応のフルサイズミラーレスカメラ「Z7」と「Z6」を正式に発表しました。
公式サイト:ニコンフルサイズミラーレスカメラ公式サイト
今回発表されたのは、ニコン史上最高画質を搭載したフルサイズミラーレス「Z7」とオールラウンダー向けの「Z6」の2機種です。
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— ニコンちゃん (@nikon_chan) 2018年8月23日
新ミラーレスカメラ対応のレンズ群
フルサイズミラーレスカメラ対応のZマウントレンズを3本同時に発表し、Fマウント対応のマウントアダプターFTZの発売も決定されました。
Z7とZ6のスペックは噂通りで、同時発表された3本のレンズは「NIKKOR Z 24‐70mm F4 S」、「NIKKOR Z 35mm F1.8 S 」、「NIKKOR Z 50mm F1.8 S 」の標準ズームレンズ1本と単焦点レンズ2本。
これらは「S-Line」といわれるニッコールレンズに新たに設定されたグレードで、今後2020年までに続々とラインナップを増やしていく予定となっています。発売時期は「Z7」が9月下旬、「Z6」が11月下旬頃を予定していて、Zマウントレンズとマウントアダプターも9月下旬から随時発売されます。
価格は「Z7」のボディが437,400円(税込み)、「Z6」のボディが272,700円(税込)となっていて、個人的には少し高めの価格設定となっている印象です。
D850との比較
現在発売されているハイアマチュア向け一眼レフカメラのニコンD850との比較をまとめてみました。
D850 | Z7 | Z6 | |
---|---|---|---|
レンズマウント | Fマウント | Zマウント | Zマウント |
有効画素数 | 4,575万画素 | 4,575万画素 | 2,450万画素 |
シャッタースピード | 1/8,000秒~30秒 | 1/8,000秒~30秒 | 1/8,000秒~30秒 |
ISO感度 | 64~25600 | 64~25600 | 100~51200 |
モニター | チルト式 (タッチパネル対応) | チルト式 (タッチパネル対応) | チルト式 (タッチパネル対応) |
重量 | 約1005g | 約585g | 約585g |
ボディ手振れ補正 | - | イメージセンサー シフト方式5軸補正 | イメージセンサー シフト方式5軸補正 |
スロット数 | デュアルスロット | シングルスロット | シングルスロット |
新たな2機種は差別化されていますが、「Z7」はD850と比べてみても引けを取らないハイスペックな仕上がりになっています。
特に有効画素数の約4,575万画素はニコン史上最高画質なので出し惜しみを全く感じさせず、重量が約半分であることを考えれば相当人気になることが予想されます。
Z7とZ6に関する正式発表情報のまとめ
ニコンフルサイズミラーレスカメラの新機種についてまとめてきました。
購入を検討する際にネックになるのは、高めな価格とレンズのラインナップ不足くらいでしょうか。発売から時間が経過するごとに値段が落ち着いていくのがカメラですから、発売直後しばらくは様子見するのが妥当です。
また、フルサイズミラーレスカメラの発売の影響でD850の値下がりを狙うのもおすすめです。「Z7」の発売まではあと約1カ月ほどとなっています。店頭での展示が待ち遠しいです。
今回の発表を受けて他社メーカーがどんな反応を示すのかにも、ぜひ注目していましょう。