『投資』という言葉を聞いて、皆さんは何を思い浮かべますか?
株、不動産、FX、投資信託など、投資には様々な種類のものがあります。
最近話題になり注目されている仮想通貨も投資の一つですが、ニュースになるほどの問題が起きているので危険なイメージを持っている方も多いはずです。
今回は投資の中の一つであるインデックス投資について書かれている『お金は寝かせて増やしなさい』を読んだので要点をまとめていきたいと思います。
お金を寝かせておくの意味
そもそも投資信託とは何かという話ですが、ざっくり説明すると、自分で株を売買するのではなく、プロにお金を預けて(ファンドを買う)運用してもらうといったものです。
株式投資と大きく違うもう一つの点は、投資信託のファンドとは、複数の銘柄や債券などが組み合わさった商品だということ。
著者である水瀬ケンイチさんは本の中で、この投資信託の中の一つであるインデックスファンドを買うことをインデックス投資と呼んでいます。
お金が寝かせておくだけで増えるとは、インデックスファンドを買って保有し続けるという意味になります。
【イメージ】
寝かせておく=ファンドを購入⇒保有⇒さらに購入⇒保有
運用はプロのファンドマネジャーが行うのでファンドを買った後は基本何もしなくてオッケーです。
自分で売買しなくて済むので株式投資と比べれば手間が少ないですね。
その代わり、一定の割合で販売手数料や信託報酬という手数料を支払うことになりますが、低コストなものが多いのがインデックスファンドの特徴です。
なぜ増えるのか
そこで皆さんは、本当に保有しているだけで増えるのか、
プロに預けておけば損はしないのか等と疑問に思うかもしれません。
結論から言えば、必ず増えるわけではありません。
なぜなら、株価は常に上下しているものだからです。
投資をしている以上、一定のリスクがあるのは覚悟しなければなりません。しかし、そのリスクが低いのがインデックスファンドの特徴なのです。
インデックスファンドは特定の指標に連動して運用されるので、市場の平均をとるように動きます。
著者曰く、経済は浮き沈みを経ながら右肩上がりに上がっているとのことです。
これは僕もその通りだと思いました。確かに過去にもリーマンショックなどの経済危機がありましたが、長期的に見れば経済は上昇傾向にあります。
これは過去の経済状況の推移を見れば分かります。
つまり、一時的に減ったとしてもいつかは元に戻り、増えていくということになります。
大切なのは、経済が落ち込んでいる時もファンドを手放さず寝かせ続けることだと語られています。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
投資に馴染みのない方には分かりにくい部分もあったかと思いますが、世間のイメージと違い、インデックス投資はそれほど危険なものではなく、難しくもないということがこの本を読めば分かるはずです。
投資に少しでも興味がある方やこれから投資を始めようと考えている方はまずはインデックス投資から始めてみてはどうでしょうか。
口座開設の仕方や著者のオススメのファンドについても書かれているので初心者の方にもぜひ読んでもらいたいです。
普段は自分で株を売買している私ですが、これをきっかけに投資信託も始めてみようかと思います。