この記事ではFUJIFILM X100Vで撮影したクラシッククロームの作例をご紹介します。
富士フイルムのデジタルカメラに搭載されているフィルムシミュレーションは撮影者の意図に合わせて様々な表現を設定することができる機能です。
今回はフィルムシミュレーションの1つである「クラシッククローム」について、その特徴と実際に撮影した作例をご紹介していきます。
クラシッククロームの特徴
クラシッククロームは特定のフィルムを再現するのではなく、富士フイルムがドキュメンタリータッチの写真集や雑誌から汲み取った雰囲気を再現しようとして作り上げたフィルムシミュレーションです。
抑え気味の彩度と硬めの階調が特徴的で、富士フイルム以外のカメの描写とは大きく異なる独特な表現が可能です。
陰影が豊かなことから、特にストリートフォトなど独特な雰囲気が欲しいシーンで好んで使用される印象があります。
X100Vとクラシッククロームの作例
今回ご紹介する作例は高級コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X100V」で撮影したクラシッククロームの作例です。
FUJIFILM X100VはAPS-Cセンサー搭載のコンパクトデジタルカメラで、レンズ交換式のミラーレスカメラと同等の描写性能を持っている人気機種。
X100Vのレビューはこちら⇒【実写レビュー】FUJIFULM X100Vは日常撮りに最適なカメラ
ミラーレスカメラよりもコンパクトなため、ストリートスナップ用やお散歩カメラとしては丁度良い製品です。
ドキュメンタリーというよりもノスタルジックと言ったほうがピンとくるような絵ばかりになりますが、彩度が抑えられていることでフィルムカメラに近い表現になっています。
普段は花など彩度高めで撮影することが多い人にとってクラシッククロームでの撮影は、被写体の新たな魅力を発見するきっかけや今までにない作品作りのインスピレーションを与えてくれるかもしれません。
X100Vとクラシッククロームに関するまとめ
今回ご紹介したフィルムシミュレーション「クラシッククローム」は2014年以降に発売した富士フイルムのカメラであれば使用可能です。
デジタルカメラしか使ってこなかった人にとってクラシッククロームの独特な表現はどこか懐かしさを感じさせながらも、きっと新鮮な体験になること間違いありません。
富士フイルムはフィルムの雰囲気に近い写真が撮影できるカメラを発売する数少ないメーカーなので、富士フイルムを選んだ人はぜひクラシッククロームを試してみてください。
今回使用したカメラ:FUJIFILM X100V
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