この記事ではEOS R7の使用感と野鳥撮影での作例についてご紹介します。
野鳥撮影での使用目的で購入したEOS R7を使い始めて数ヶ月、様々な野鳥を撮影してきました。
遠くの被写体を大きく写すことができるAPS−Cセンサー搭載カメラのメリットを感じながら、フルサイズセンサー搭載のカメラに負けない描写と各種性能の高さにはとても驚いています。
今回はEOS R7を使っていて感じた使用感に触れながら、実際に撮影した野鳥の作例についてご紹介していきます。
EOS R7はどんなカメラか
今回ご紹介するEOS R7はキヤノンのRFマウントのAPS−Cセンサー搭載のカメラの中ではフラグシップ機にあたり、一眼レフカメラの「EOS 7D MarkⅡ」の実質的な後継機にあたります。
「EOS 7D MarkⅡ」はキヤノンのAPSーCセンサー搭載の一眼レフカメラのフラグシップ機種として、2014年に発売されたカメラです。
EOS R7は約8年ぶりにモデルチェンジして登場したカメラだといえます。
中身のスペックや特徴などどのようなカメラなのかを詳しく知りたい人は別記事でまとめているのでこちらをご確認ください→キヤノンのEOS R7とEOS R10のスペックと評価まとめ
実際の使用感について
まず持ってみて感じたのは、これまで僕が使ってきたEOS Rシリーズの中で最もコンパクトで軽量だというのが第一印象です。
普段から使用しているフルサイズセンサーのEOS R6やEOS Rも一眼レフカメラと比較すればとてもコンパクトになっていますが、EOS R7はもうひと回りほど小さく感じられます。
肝心の操作性については、サブ電子ダイヤルの位置がマルチコントローラーと同位置にあること以外、これまでキヤノンを使用してきたユーザーならすぐに使い慣れるはずです。このサブ電子ダイヤルの配置換えについては賛否両論あるようですが、個人的にはどちらでも良く、撮影に全く支障がないので気にしていません。
動体撮影で重要なAF性能に関していえば、正直なところEOS R6よりも優れているかどうかは分かりません。ですが、特に動きの速い被写体を撮影した時などは、後から写真を確認してみると思っていた以上にピントが合っていたことが何度もあるので、追従性とAF速度に不満を感じたことはほとんどないです。
ただ1点気になっているのは、グリップの大きさです。
コンパクトなボディの割に深めのグリップは握りやすく不安定さなどがないものの、手が小さめの僕でも小指が余ってしまいがちになります。手が大きい人にとっては気になってしまう可能性があるので、別売りでも良いのでエクステンショングリップなどがあれば良かったかもしれません。
ちなみに、EOS R7は小型化を優先しているためバッテリーグリップも用意されていないのが現状です。
EOS R7で撮影した作例
今回の記事で紹介するEOS R7の作例は、主にRF100−400mm F5.6−8 IS USMとの組み合わせで野鳥撮影しています。
APS−Cセンサーの長所である1.6倍クロップのおかげで遠くにいる野鳥も大きく写すことができています。特に猛禽類などはクローズアップするとカッコ良く、迫力がある写真が撮れるのでめちゃくちゃ楽しいです。
多少のトリミングなら有効画素数が約3250万画素もあるので全く問題なしです。
ノイズ耐性はほどほどで、ISO感度6400程度までなら許容範囲といったところ。ISO感度を低く抑えたいシーンや日没以降の撮影との相性は悪いため、そういった場合はフルサイズ機との使い分けを検討したほうが良いでしょう。
EOS R7での野鳥撮影作例に関するまとめ
現在所持している機材の中で1つだけ野鳥撮影に持っていくならどの組み合わせにするかと聞かれたら、ほぼ間違いなくEOS R7とRF100−400mm F5.6−8 IS USMを選びます。
どちらも小型軽量というメリットがあり、上位機種との差がほとんど感じられないくらいよく写るのでこれから野鳥撮影を始めたい人にも最初の機材としてオススメです。
せっかく購入したので、今後は他のレンズとの組み合わせや様々な被写体の撮影も試していきたいので、他の機材と上手く使い分けながら、EOS R7での撮影機会を増やしていきたいと思います。
今回ご紹介した機材↓↓
合わせて読みたい→『EOS R6とEF70−200mm F2.8L IS Ⅱ USMで撮影した作例』