ソニー ZV-E10の特徴とZV-1とのスペック比較評価まとめ

ソニーのVLOGCAM ZV-E10の特徴とスペックに関するまとめです。

ミラーレスカメラとして9月17日発売予定のZV-E10は動画撮影機能が充実したVlog撮影用のカメラです。同じくVlog撮影用のカメラであるコンパクトデジタルカメラ ZV-1と比較しながら特徴やスペックなどをご紹介していきます。

ZV-E10の特徴

ソニーのZV-E10本体
VLOGCAMZV-E10 SONY公式より

VLOGCAM ZV-E10の特徴は以下のとおり。

・APS-Cセンサー搭載のエントリーモデル

・α6000シリーズとZV-1の融合モデル

・Vlog撮影向けの充実機能

ソニーのレンズ交換式ミラーレスカメラにはフルサイズセンサー搭載のα7シリーズやAPS-Cセンサー搭載のα6000シリーズなどがありますが、ZV-E10はα6000シリーズと同じサイズのAPS-Cセンサーを搭載したエントリーモデルのカメラです。

製品コンセプトはZV-1のようなVlog撮影向けとなっていますが、ズームレンズや短焦点レンズなど他のミラーレスカメラと同様にEマウントレンズが使用可能で静止画撮影も出来ます。

ボディ外観はα6000シリーズとZV-1を融合させたようなコンパクトで持ち運びやすいファインダーレススタイル。

α6000シリーズと違い、背面モニターには自撮りがしやすいバリアングル式モニターが採用されています。動画撮影機能をワンタッチで切り換えられる「背景ぼけ切換ボタン」や「商品レビュー用設定ボタン」なども独立して搭載され、動画撮影のための操作性や機能が充実した機種といえます。

別売りのシューティンググリップは三脚としても使えて撮影の自由度が高まります。

ZV-1とのスペック比較

ZV-E10とZV-1のスペック比較表は以下のとおりです。

 SONY VLOGCAM ZV-E10
SONY VLOGCAM ZV-1
センサーサイズAPS-C1.0型
レンズ交換式固定式
有効画素数約2,420万画素約2,010万画素
シャッタースピード1/4000秒~30秒
(電子)
1/32,000秒~30秒
(電子)
ISO感度100~32000125~12800
連続撮影速度約11コマ/秒約24.0コマ/秒
モニターバリアングル式
バリアングル式
焦点距離24-70mm
最小F値F1.8-F2.8
Wi-Fi
タッチパネル
手ブレ補正
(電子のみ)
4K対応
撮影可能枚数
(静止画)
約440枚約260枚
撮影可能枚数
(動画)
約80分約45分
サイズ
(幅×高さ×奥行き)
115.2×64.2×44.8mm105.5×60.0×43.5mm
重量約299g(本体のみ)約267g(本体のみ)

ZV-E10のセンサーサイズは1.0型のZV-1よりも大きいAPS-Cセンサーでボケ味や高感度性能ではZV-E10のほうがやや有利。

ボディサイズはZV-E10が115.2×64.2×44.8mmであるのに対し、ZV-1が105.5×60.0×43.5mm。携帯性ではコンパクトデジタルカメラであるZV-1が有利となります。

レンズ性能では固定式のZV-1が最小F値1.8-2.8で焦点距離が24-70㎜。ZV-E10はレンズ交換式なので使用するレンズ次第で様々な焦点距離とF値に対応可能です。特にソニーのEマウントレンズはラインナップが豊富なので表現の幅に関しては大きなメリットがあります。

ZV-E10に関する評価まとめ

ZV-E10の総合的な評価としては、ZV-1のミラーレスカメラ版としてVlog撮影に必要な機能が充実した不自由のない製品だといえます。

動画撮影に限らず静止画撮影に必要な基本性能が揃いながらもミラーレスカメラがボディ単体で78,100円(税込み)で購入できるのは超お得です。その分、ボディ内手ブレ補正が非搭載であったり、ボディ素材が強化プラスチックであるなどコストダウンがされていたりもしますが、4K動画も撮影できるエントリーモデルとしては十分なスペックです。

Vlog撮影用カメラのZVシリーズはまだまだ発展途中ですが、動画撮影に特化したミラーレスカメラは他に無いのでVlog撮影に興味がある人やZV-1からステップアップしたい人にはぜひオススメします。

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