財布や環境にまで優しい「マイボトル」のお得で賢い使い方

近ごろ、オフィスやカフェでもドリンクの入れ物を持参するマイボトル・マイタンブラーの使用者を多く見かけるようになりました。

デザインの種類が増えたことでファッションの一部にもなりつつあるマイボトルですが、実はいまマイボトルの利用は世界中で急速に進んでいる取り組みでもあることをご存知でしょうか。

様々な国の政府がマイボトルを熱心に進めている背景には、海洋プラスチックなどのプラスチックごみによる環境汚染が大きな問題になっていることが挙げられます。

政府や企業が熱心に取り組んできたおかげで、マイボトルを持参すると値引きしてくれる飲食店やカフェもだいぶ増えてきました。しかし、どこのお店でサービスを受けられるのかなど詳しい話を知らない人も多いはず。

今回は、環境だけでなくお財布にも優しいマイボトルをお得で賢く使うための方法についてご紹介します。

マイボトルを使うメリット

マイボトルを使う主なメリットは以下の4つ。

・ごみ削減⇒環境に優しい

・飲み物代を節約⇒お財布に優しい

・保温や保冷で温度を一定にキープ⇒熱中症対策

・お得なサービスを受けられる⇒経済的な満足感

マイボトルの使用は、ペットボトルの消費量の削減や飲み物代の節約に直接的につながります。

毎日職場にペットボトル飲料を持って行く人なら1週間で5本分、約500円も消費を減らすことになるのです。さらに、保温・保冷できる便利さもマイボトルの大きな特徴。特に真夏の暑い日に氷を入れたまま持ち運べば外出先でも常に冷たい状態で飲むことができます。

マイボトルは熱中症対策としても有効な方法なんです。

ごみで溢れかえるごみ箱

さらにお得なサービス

職場や学校にしかマイボトルを持って行かない人にとってぜひ知ってもらいたいのは、マイボトルを持参して使うお客様に割引サービスしてくれる飲食店やカフェが増えてきていることです。

注文した飲み物をマイボトルに入れてもらうようお願いすると、資源の節約に協力したお礼として数十円単位で値引きしてくれます。有名なカフェとしてはスターバックスコーヒー上島珈琲店タリーズコーヒージャパンドトールコーヒーなど。最近ではコンビニ大手であるローソンMACHIcafe(マチカフェ)でも割引サービスを提供している店舗も増えてきました。

割引率としては10~50円前後のお店が多いです。

割引サービス実施店舗の見分け方

実際に割引サービスを実施している店舗がどこなのかを見分ける方法は以下のとおり。

会社のホームページで検索

・ロゴマークやステッカーをチェック

・お店に直接聞く

マイボトルキャンペーンは環境省以外でも独自に取り組んでいる自治体もあります。

気になる人は自分が住む地域の自治体がどのようなキャンペーンに取り組んでいるのか確認してみましょう。

環境省が進めるマイボトルキャンペーンのロゴ
マイボトルキャンペーンのロゴマーク-環境省

よくあるマイボトルの勘違い

お店でマイボトルを使用する際のよくある勘違いとして、注意したておきたいことが1つあります。

それは、利用する会社が販売している以外のマイボトルでもサービスを受けられること。

マイボトルはサービス提供会社と別メーカー製品でも割引適用される

スターバックスコーヒージャパンなどは店頭でもロゴ入りのマイボトルやマイタンブラーを販売しているので、ついつい購入してしまいがち。

確かに見た目やデザインはオシャレです。がしかし、飲食店やカフェの商品は割高なので、かえって経済的な初期費用が大きくなってしまいます。

マイボトルは象印やタイガーなどのメーカー商品のほうが価格的にお得なのでおすすめ。

マイボトル普及の背景にある環境問題

海洋プラスチックによる環境問題は、恐らく皆さんが思っている以上に深刻な状態にあります。

海に流れ出る小さなマイクロプラスチックを食べた魚を、僕たち人間は気が付かないうちに食べてしまっているかもしれません。節約ができて経済的というメリットが大きいマイボトルを広げることが、将来的に地球を守っていくことに繋がるのだということを覚えておきましょう。

財布や環境に優しいマイボトルのお得な使い方について