富士フイルムから高級コンパクトデジタルカメラの新製品となる『X100V』が発売されます。
レンズ一体型のコンパクトなボディにAPS-Cサイズの大型センサーが搭載されたX100シリーズの最新モデルを待ち望んでいたファンも多くいるはず。
特に今回の『X100V』はシリーズ史上初の機能や特徴が満載で、スナップ撮影用のカメラを探している人にはぜひオススメしたいカメラとなっています。
そこで、旧モデルの『X100F』とスペックの違いなどを比較しながらどこが進化したのか、富士フィルムの『X100V』についてまとめていきます。
X100Vのスペック
富士フイルム『X100V』のスペックと『X100F』との比較は以下のとおりです。
X100V | X100F | |
---|---|---|
センサーサイズ | APS-C | APS-C |
有効画素数 | 約2,010万画素 | 約2,424万画素 |
シャッタースピード | 1/2,000秒~30秒 | 1/4,000秒~30秒 |
ISO感度 | 125~12800 | 100~102400 |
連続撮影速度 | 約8.0コマ/秒 | 約4.0コマ/秒 |
モニター | バリアングル式 | 固定式 |
手ブレ補正機構 | 4段分 | 4段分 |
焦点距離 | 24-100mm | 28mm |
最小F値 | F1.8-F2.8 | F2.8 |
Wi-Fi | 〇 | 〇 |
Bluetooth | ✕ | 〇 |
タッチパネル | 〇 | 〇 |
内蔵メモリ | ✕ | 2GB |
ローパスフィルターレス | ✕ | 〇 |
内蔵ストロボ | 〇 | ✕ |
撮影可能枚数 (バッテリー性能) | 265枚 | 200枚 |
サイズ (幅×高さ×奥行き) | 105.5×60.9×42.2mm | 109.4×61.9×33.2mm |
重量 | 約294g(本体のみ) | 約227g(本体のみ) |
メーカー参考価格 | 75,384円(税込) | 121,500円(税込) |
センサーサイズや焦点距離、レンズの最小F値などは『X100F』から変更なし。
有効画素数やイメージセンサー、バッテリー性能などは最新モデルらしく順当な進化を遂げています。
その他にもタッチパネルや4K動画に対応するなど、今のカメラに求められる便利な機能が一通り揃ったモデルに仕上がったといえます。
主な特徴と注目ポイント
前モデルからの大きな変更点となる『X100V』の主な特徴と注目ポイントは3つです。
新設計のレンズ
35mm換算で35mmとなるレンズは今回新たな光学系で生まれ変わったことで更に高画質な写真が期待できます。
最小F値となるF2.0はコンパクトデジタルカメラの中でもトップクラスの明るさでもあるので、開放から解像度のある撮影が可能です。
小さなボディからは想像できないくらいのハイスペックなレンズなので、レンズ交換式カメラよりもスナップ撮影に向いているともいえます。
チルト式モニター
タッチパネル対応となった背面モニターはシリーズ史上初のチルト式。
これまで固定式だったことで狙えなかった角度からの撮影が可能となるので、小さな子供がいる子育て世代やペットを飼っている人には嬉しい機能です。
いま人気を集めているミラーレスカメラのほとんどがチルト式やバリアングルなどを採用していることからも、可動式モニターには一定以上のニーズがあることが分かります。
防塵防滴対応
防塵防滴への対応も『X100V』がシリーズ初。
大型センサー搭載の高級コンパクトデジタルカメラの中でも防塵防滴性能を持つカメラは他にほとんどありません。
悪天候など様々な環境での撮影を目的とした人からすればこれだけで購入する理由になるでしょう。
X100Vのまとめ
富士フィルムの高級コンパクトデジタルカメラ『X100V』のスペックと『X100F』との比較についてまとめてきました。
びっくりするほど多くの便利な機能が詰め込まれた『X100V』は価格もこれまで以上に高額に設定されています。
個人的には前モデル『X100F』を購入するか、価格が落ち着くまで待ってから購入するかの2択がオススメです。
前モデルに引き続き『X100V』のボディカラーは2種類。
クールさを感じさせてくれるブラックは、あのライカを想像させるような高級感のあるデザインになっています。
カメラファン以外でも所有欲を満たしてくれそうな良い機種なので、興味のある人はぜひ購入検討してみてください。
今回ご紹介した『X100V』はこちら。