FUJIFILM X-S10の実写レビューのまとめです。
富士フイルムのミラーレスカメラの中で初心者にもオススメな小型・軽量モデルであるX-S10。
上位モデル「FUJIFILM X-T4」と変わらない有効画素数とイメージセンサーが搭載されているため描写性能はかなり良く、手ブレ補正も備わっているというコストパフォーマンスがモンスター級のカメラです。
今回はX-S10で実際にどのような写真が撮影できるのかをレビューとして作例とともにご紹介していきます。
X-S10の外観レビュー
X-S10本体の外観は以下のような感じになります。
X-T4から比べると一回りくらい小型で、サイズ感としてはX-T30などの2桁シリーズに近くなっています。但し、ダイヤルやボタン配置は大きく異なるので操作性に関しては全く別物です。
ファインダーはX-T30譲りでX-T4と比較すると小さくなりますが、特に見えづらいといった感じはしませんでした。
背面モニターはバリアングル式。動画や自撮り撮影に向いているのでYoutuberにも使いやすいカメラです。
また、X-S10の大きな特徴としては握りやすくなった深めのグリップです。
ボディサイズが小型でもしっかりとホールドできるので、大口径レンズと合わせても安定した撮影が可能です。
グリップ周りには電源や動画撮影ボタン、ISO感度設定ボタンを配置。
周辺のダイヤルと合わせれば右手だけで撮影設定が完結します。
FUJIFILM X-S10の作例
富士フイルムのミラーレスカメラといえばJPEG撮って出しでも満足できる色合いが好評です。
なので、ここで紹介する写真は全てFUJIFILM X-S10で撮影したJPEG撮って出しの作例を載せておきます。
富士フイルムのカメラは風景撮影で積極的に使っていきたいと思えるくらい発色がとても綺麗です。
コントラストが強調されながらも暗い部分(シャドウ)のディテールがしっかりと残っているので明暗差の大きい場面でも恐れることなくシャッターを切ることが出来ます。
オススメのキットレンズ
FUJIFILM X-S10をレンズキットで購入する際には「XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS」をオススメします。
標準ズームレンズとして使い勝手が良く、サイズもコンパクトなのでX-S10とは相性抜群。
重量は約310g。富士フイルムのXマウントにおける標準ズームレンズの中ではとても軽量な製品です。
35mm換算で広角側27mmから望遠側84mmまで対応できるため、日常から旅行まで幅広い撮影シーンに対応可能です。
他のキットレンズで手に入れやすいのは「XC15-45mm」ですが、個人的には電動ズームが使いづらく、被写体へのレスポンスが遅くなってしまうのであまりオススメしません。
レンズキットで迷っている人は少しお金を奮発してでも「XF18-55mm F2.8-4 R LM OIS」を選ぶようにしましょう。
FUJIFILM X-S10の実写レビューまとめ
小型・軽量モデルのミラーレスカメラ「FUJIFILM X-S10」についてまとめてきました。
フルサイズセンサーが主流となるカメラ業界で独自路線を走る富士フイルムから登場したX-S10は2020年に発売した製品の中でも1、2を争うほど手に入れたいカメラだと感じました。
なによりもコストパフォーマンスに優れているので初心者ユーザーの初めての1台だけではなく、X-T4などのサブ機としても使える優れもの。
散歩や旅行など日常の何気ないシーンで気軽に持ち出すのにはぜひオススメします。
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